NPインタビュー: 精神科NPのイリヤ君

YALE看護大学院の生徒に、授業の合間をぬってインタビューをしました。

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ざっと訳したものを、下につけときます。
ちなみに、あと4人ほど撮ったので、これから載せていきます!この次には看護教授をインタビューしたい、その次には医師とNPとが働いている様子を、と思います(その前にもっといいビデオカメラを買おうかしら)。

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Ilya Saloom君

大学を出て、一年「つまらない仕事」をしてから、YSNのaccelerate program(看護師に1年でなり、NPにもう二年なる、看護師でない社会人の人用コース)の精神科NPを選んだ生徒さん。
今は、NPの部分の一年生です(通算二年目)。

Ilya> 僕は世界の色々な場所で育ったので、昔から心理学には興味がありました。ヴァージニア大学で心理学の学士を取る最中に一年休学して、(学生向けの)「海外で働く」プログラムに参加しました。帰ってきてからは西海岸でとある、つまらない仕事を一年し、ますます看護に進む希望を強めました。
最初は、海外でいつか働きたいという夢から見て、心理学をやるにはいくつかの道があることに気がつきました。

精神科NPはその中でも最も効果的なのではないかと思いました。
まず、薬の処方のほかに、いわゆるトークセラピー(カウンセリング)についても学びます。それに加え、看護なので、ホリスティック(心身一体的)な視点からアプローチします。どの専門でもそうでしょうが、特に精神科は、そのような大きな視点を持つことが大切だと思います。

緒方>アメリカでは、精神科にかかわるためには、精神科の医師のほかに、心理学士、精神科の認定看護師になるなど、色々な道がありますが、精神科NPの道を選んだのですね。

Ilya>僕は、自分(の可能性を)を限りたくなかったのです。心理学士になると、トークセラピーしか学びません。

緒方>心理学士は、処方箋は書けず、カウンセリングのみですからね。

Ilya>はい、そうです。それから、精神科の世界では、現実的に言ってトークセラピーをあまりしません。

緒方>それは、精神科の医師という意味ですね。

Ilya>そうです、すいません、精神科の医師(Psychiatrists)は、薬の処方が主な役目です。ここらの精神科のクリニックに行くと、大抵精神科の医師と、心理学士が両方います。でも、僕は、一人の人間が患者さんを診る方は、その患者さんをうまく治療できるのではないかと思うのです。両方の手法を用いて。

緒方>確かに、ここ(アメリカ)では、患者さんは精神科の医師に処方箋をもらって、心理学士とはカウンセリングをして、と、両方通っているのが普通ですね。
さて、Ilyaさんは1年目の生徒ですが、学校の方はどうですか。

Ilya>ファンタスティックです。当然、僕の興味は心理・精神にあるなので、精神科の臨床のクラスは本当に素晴らしいです。一日の終わりには本当にぐったりするほど疲れてしまうのですが、同時に、自分は本当に患者さんにいいことをしたなという感があります。実際、色々なことをした、学んだ。

例えとして、2日前にあったことをお話しますと、救急のケア(精神科の)ケアのところで臨床をしているのですが、先日、モバイル、といって、地域に出動することがありました。警察によると、この患者さんは、ペレット銃を購入し、妄想が激しく、窓はテープで閉じられ、人が家に入ってくるのを妨げるための罠がいろいろとはってあり、明かりにはアルミフォイルが貼ってあって・・・

そんな過激な症例を見て、興奮もするのですが、同時に、本当にそのような恐怖を持っている患者さんに対して、心から同情もし、とても価値のある経験でした。
たとえどの道で精神科を選ぶにしろ、患者さんから距離を保つことは必要で、精神科に限らず医療をするものはそうしなきゃいけないそうですが。精神科ではかなりそこが難しい。

緒方>精神科では特にそうですよね。

Ilya>そう、精神科では患者さんの頭の中に入ろうとしつつ、自分がそれに個人的に精神的に影響されないようにするので。

緒方>それを、ここ(Yale School of Nursing)で学んでいる?

Ilya>その通り。臨床のとても素晴らしい経験を楽しんでいます。
PRECEPTOR(臨床を教える先生のこと)は僕に自立してやらせつつも、必要なサポートはくれるので。

緒方>なるほど。有難うございました。

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