NPと他職種の関係

1NPとCNSとの関係

NPとCNSとの関係については、
こちら
をご覧ください。

2NPと医師との関係

以下に書かれているのは、NPと医師との関係、また、許されている技術などについてです。
(とあるメールの返事から写したものなので、「添付を御覧ください」と途中ででてくるのはそのためです。添付で出てくる書類が見たい方は連絡しださい。)

NPは、現在全ての州で独立して患者を診ることができ、独立して処方箋も書けます。23州では完全に独立しており、医師と関係がなくとも患者さんを診ることができます。残りの州では「医師と連帯を持って」または「医師の監視下で」患者を診ることになります。(各州について、詳しく知りたければ添付の”Pearson Report”に全て載っています。御覧ください。)

では、具体的に「連帯」や「監視下」とはどういうことを指すのでしょうか?

私のいるコネチカット州では、医師との連帯が義務づけられています。ただし、連帯を示す文書は特に提出しなくていいことになっています(私は一応医師とふたりでそういう文書を作ってサインしましたが。それも添付しますね)。そのような州は4つあり、残りの24州では連帯を示す文書を看護協会(州によっては医学会)に出さなくてはいけません。

私の医院は外来の内科(プライマリーケア)をやっていて、医師(Dr.A)と私のふたりしかいません。

Dr.Aがこの間2週間のバケーションを取ったのですが、その間私は医師の患者も自分の患者もひとりで診ていました。1週間に2回ほど、わからないこと(「34歳の高血圧の患者さんなんですが、カルシウムが10.3だったんです。やっぱりこれは再検査でPTHもチェックした方がいいと思います?」など)があると、Dr.Aのポケベルを鳴らして、質問に答えてもらいました。

自分で分からないことがあれば連絡して相談する、これが「連帯」の意味です。

また、一般的疾患はNPが診て、難しい患者さんは医師が診て、というクリニックが多いのですが、多くの患者さんはその間くらいに位置するので、医師でもNPでも、空いている人が診ることになります。多くの場合、患者さんがお気に入りの人を指定して予約を取り、特に指定がなければ早い方の予約を埋めていくことになります。NPがいやだ、医者がいいという人もいて、そういう人は医師と予約を取ればいいわけです。(ちなみに、医者はやだ、サヤカに診てほしいという患者さんもいます!)

NPの得意分野があれば、医師からも回ってきます(Dr.Aは婦人科が苦手なので、生理不順などの患者さんが来たときは「この患者さんを診てくれ」と診察室にノックしてきます。)

私の(Dr.Aじゃなく、私の)患者さんの中には、結構複雑な患者さんもいて、みなが若い人ばかりでもありません。インシュリン使用の糖尿病の患者さんで、しかも最近心臓発作を起こしたことのある人、乳がんを3年前に患って、今でも薬を飲んでいる人、なども多くいます。

でも、自分の能力と知識では間に合わないと判断するのもNPの仕事の一部です。この間、腎不全で肝不全で、高血圧が色々な薬を用いても収まらなくて、てんかんの発作も起こす、みたいな患者さんを私が診た時は、正直に「私ではいいケアができないかもしれないので、次回からはDr.Aが診ますね」と患者さんにお知らせしました。

また、コネチカット州では、医師と意見が食い違うことがあれば、医師の意見が通るということになっています。(そんなこと滅多にありませんが。なぜなら、大抵話して解決することだからです。)

医師の監視下で、という州は、「医師が同じ建物にいること」「医師が50マイル以内にいること」「医師と電話で連絡が取れる場所にいること」「医師がカルテに3ヶ月ごとにサインをすること」など、州によって支離滅裂に違います。

医師の監視が必要な州でも、医師のサインがなくてもNPはお薬を出せます。ただし、「医師との関係を示す文書があること」「NPの処方箋に医師の名前も印刷されていること」などの制約がつく州もあります。
最後に、今まで書いていたのは外来に関してですが、入院患者に関してはNPの労働状況も違うようで、例えばICUなどではNPと医師とが密接なチームワークを組んで患者を診ています。ですから、「独立して」患者を診られるかどうかの法律はそれほど関係がなく、医師のいない時に、NPは看護師と協力して患者を診て、膀胱炎の抗生物質など一般的な処方はこなし、医師が必要だと判断した時はよぶ、という風にしているようです。参考までに、新生児ICUで働くNPのエクランド稚子さんのエッセイを御覧ください
エクランド稚子さんのエッセイ

また、専門外来では、例えば循環器科の外来で、心不全はNPが診て心臓弁の手術の要る人は医師が診るなどの分け方をしているところもあります。

一定の技術、例えばほくろのBIOPSY、ボトックス注射、膿を切って出すこと、傷の縫合などは、一般的にNPもよくやることなので、州ごとに禁止されているところがあるかどうかはちょっと分かりません。(ごめんなさい。)基本的に、その教育を受けた、それをできるNPならばできるというのが大体のルールで、例えば、私は膿を切ることは医師の監視下で3回やったので、その後はひとりで(医師不在で)やっています。ほくろのBIOPSY(生体検査?っていうんでしょうか。パチンと切り取るやつとかです)はやったことがないので、今BIOPSYの必要な患者さんが来たら、医師の監視下でやるか、医師にやってもらって見るだけにします。でも、やってはいけない、などの法律は私の知るニューヨーク州とコネチカット州では存在していません。

ただし、NPは「手術」はしないので、オペ室には入りません。

3NPと看護師との関係

3月ごろ追加予定です。

4NPとメディカルアシスタントとの関係

3月ごろ追加予定です。

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