友人の自宅水中出産に立ち会う!

友人Cは、ずっと競技社交ダンスで私のパートナーだった(彼女が「男役」)。あまりに女らしくないので社交ダンス部の全員にレズビアンだと思われていたが、(新入生の一人はなんと彼女を男性だと思っていた)私は普通に男性が好きだと知っていた。ロッククライミングと物理学が大好きな、頭の良すぎる友人だ。週に4日は二人で、私の実習が始まる前の朝の6時にジムに行って、ワルツやらタンゴやら練習していた頃が懐かしい。

そのCが一人目を妊娠して、自宅出産をするので、ビデオ(!)を撮ってくれと言われていたが、なんと私の結婚式の当日に産気づいてくれてしまったので、行けなかった。

(この先、出産の具体的な過程について読むと気持ち悪くなるという方、そして血の苦手な方は、読まないでください!!!!!)

今回、二人目も自宅で水中出産するという。ぜひ私にいてほしいというので、(私も、看護学生として出産現場を見てから何年も経つし、)私も行けるように週末に産むように希望(!)していたのだが、もちろん運悪く、火曜日の夜、「だんだん陣痛が強くなってきてる」とのこと。お泊まりセットを持って水曜日仕事に行ったら、その日の午後、「産まれそう」という電話は彼女の夫からかかってきた。偶然、最後の数人の患者さんが予約をキャンセルしていたので、上司の医師に「あのーーー友人の出産に立ち会いたいので、1時間ほど早引けできませんか?」と聞いてみると、「うーん、飛び入りの患者さんがいると困るから、予定通り6時までいてくれる?」とのこと。実際、飛び異例の患者さんがいたので、その人を診て、6時15分に飛び出して、友人の家に向かった。しかし、コネチカット州の友達なので、地下鉄30分ーー>電車1時間50分ーー>タクシー10分もかかるのだ!!!!

やっと彼女の家に着いて、開いている玄関から勝手に2階に上がると、彼女の夫が出てきて、「悪いね〜〜さっき産まれちゃった〜〜〜」

多少がっかりしながらも、あたりを見回すと、ベッドルームに大きめの子供のプールのようなものが置いてあり、なんと、水が真っ赤っか。そのほかにもシーツやら床やらに血痕が残っていて、こんなに出血するものか、とびっくりしました。ベッドの上には裸でCが寝ていて、助産師が点滴を始めているところ。どうやら、水中で無事赤ちゃんを産んだ後に胎盤がうまくはがれず大量に出血し、病院に搬送する話もでていたが、なんとか持ちこたえたらしい。

「へーい」と、気軽に挨拶するCだが、顔は確かに青白い。最初は、話もうまくできないほど弱っていたとか。
良かった。ドゥーラ(分娩付き添い人。助産師とは別)が、生まれたての男の子を抱き抱えていた。大きい。41週めの赤ちゃんとはいえ、どっしりとしていて、爪も長く伸びている。後で聞いたら、4000グラムの赤ちゃんでした。私も長時間だっこさせてもらったけれど、やっぱり、暖かい人間の生後数時間の赤ちゃんはいいもんだ。希望の香りがする。

Cが、おっぱいを赤ちゃんにあげようとするが、赤ちゃんはぼーっと寝てしまったり、目を開けてしまったり、とにかく食べ物には興味ない様子。自動的に飲み始めるのだと思っていた私は、びっくりしてしまった。赤ちゃんにもいろいろいるのだろう。

その後、彼女にジュースをあげるため、冷蔵庫を開けると、助産師が丁寧に包んだ胎盤が、牛乳の隣りに並んでいて、吹き出してしまった。今後の出血を抑えるためにも、胎盤は調理して食べる予定らしい。

結局、プールの片付けを手伝ったり、CやCの夫と会話をしたり、助産師さんが裂けた部分を縫合するのを見学したり、赤ちゃんをだっこしたりで、その日は彼女の居間のソファーで朝の2時ごろ寝た。翌朝5時半に起きて、ニューヨークに戻って仕事をしたが、いやはや、妊娠中期で良かった!

妊娠初期であったら、こんな体力は全然なかったであろう。

それにしても、大事な部分を見逃したとはいえ、とても勉強になったし、なにより良き友人の、人生の大きなステップを共有できるのは、嬉しかった!

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