あちゃー、傷口を洗ったら飛んで目に入った。

先週、背中のsebaceous cystが膿んで、でっかいabscess(膿み?)になった50代のラテン系の男性が来た。
切りましょうというと、「切ったこと。。。ありますか?」と、超不安気。付き添いの妹さんも。
アジア人は若く見えるのだ。
だから濃い赤の口紅でも塗るべきだったと後悔しつつ、「大丈夫、何十回もありますから!」と言う。何十回は噓かも。でも、4cっもあるでっかい膿みだし、切らなきゃこれは抗生物質だけじゃよくならないabscessだろうから、しょうがない。

私の歯科医は、「とにかく痛み止めは遠慮なく使う」という主義で、いつも痛みのない歯の治療をしてくれる。それにならって、入念にlidocaine with epinephrineを注射。針を回して、ぐるぐる360度麻痺するようにした。でも、注射針が刺さるのはやっぱり痛いみたい。

十分待ってから、針の先でつつくと、ちゃんと麻痺していた。だから、メディカルアシスタントを呼んで、切開開始。切り始めたのも気がつかないようなので、ちゃんと麻酔がついている模様。ふと思いついて、「クリスマスは、どうでした?」と聞くと、一気にムードがやわらいだ。その人は、12人の子供がいる敬虔なカトリックで、クリスマスは大家族と祝ったと言う。そこで、「何を食べたの?」と聞くと、「えーと、ローストビーフと、スイートポテトと。。。」とひとつひとつ言ってくれた患者さん。この間、切って、cultureサンプルを取って、中をぐりぐりぐりと洗って、びっくりするほどの膿みを拭き取り、消毒済み(sterile)のガーゼを中に詰める作業をしていたのだ。患者さんがデザートを言い終えた時点で、「はい、おしまいでーす。今からバンソコウを貼りますね」と言うと、患者さんが、

「えっ???!!!!

切る準備をしてるんだと思ってた!!!!」

クリスマスの食べ物の話で気をそらしたのと、十分に麻酔をかけたおかげで、患者さんが気がつかない間に作業を終えられたのだ。患者さんは大喜びしてくれるし、私も嬉しくてNP冥利につきる!

しかし、その翌週(新年でうちのクリニックが閉まっていたので、ほかの病院に週末行ってもらって、週末明けに来てもらた)患者さんが来院した時に、傷口を食塩水で洗っていたら、左目にはねかえった血の混じった水が一滴、入ってしまったのだ。。。。

マスク(おでこからあごまである、プラスチックのシートみたいなやつ)をすると、大仰な感じがして照れくさい。し、実を言うと見つからなかったから、しないでしていたのだが、後悔。。。

患者さんになんとも言い出しにくくて、自分で目を洗って、どうしよう。。。。カルテにHIVとC型肝炎のテスト結果がないし、、、でも、彼がHIV陽性でも、目からHIVに感染する率は0.009%だし。。。大体彼は多分陰性だし。。。
ともんもんと考えていたら、翌日(先週の水曜日)、左目が真っ赤に!
やべえええ!プロテウス(患者さんの膿みから検出されたバクテリア)の感染症かしらん?!(心の声)

続きを書きたいけれど、そういうわけで目を休めなきゃいけないので、この続きは後日書きます(笑)

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