義援金を「公平に分配」じゃ役に立たない

アメリカの赤十字は、この日本の地震で大量のお金を集めたにも関わらず、そのうち1/5しか日本の赤十字社に送らなかったという記事をCNNで見てがっかりしたのが、数週間前。


それが、医療ガバナンス学会のNo.126のメルマガ(小松秀樹さん執筆、リンクはこちら)で叱咤のだが、日本赤十字社のお金は、平等に分割されていくという。

日本赤十字社のサイト見ると、確かに書いてある。被災者に配分するって。

まあ、現地の人にお金が行く、という意味ではほんの少し良いことではあるけれど、現地にお金が行くのは当たり前だろう!そんなに分割したら日常生活のたしになって、消えて、おしまいじゃないか!

まとめたお金で、避難所の人たちの雇用口を作るとか、今は無償で行っている看護師(や一般)のボランティアの人たちにわずかなお金を出して、みんながもっと長期で働けるようにするとか、地域再興センターを作るとか、弱者を疎開させるとか、ほかにも使い道あるでしょう???!!!!!!!

分割されるとはした金になって、役に立たない額になる。

Give man a fish and he will eat for one day, teach man to fish and he will eat for life.(ある人に魚をあげると、その人は一日食べることができる。ある人に魚の釣り方を教えると、その人は一生、食べることができる)ということわざ、日本赤十字社の方は知っているのだろうか?

数年前、東北のある県で素晴らしい良いプロジェクトを企画、運営していた看護師の方に会ったことがあるが、自分の個人的なお金を出してなんとかやっていた。地元の人を雇って有機栽培をし、取れた野菜でお年寄りがみんなで食べられるための安くて体に良い食堂を作り、お年寄りたちに、子供たちに料理や民謡、伝統工芸などを教えてもらい、地元の若い人たちが都会に出ていくのを止めながら、お年寄りに生き甲斐を。。。というとても面白いプロジェクトだった。
役所にはそういう新たな地元起こしの企画を始めるための資金があるのだが、「平等に、平等に」ということで分割して配分されていまい、一人18万円とかにしかならない、それじゃなんにもならないから自分のお金を出すしかない、と言っていた。
プロジェクトの企画を出した人すべてがお金をもらえるのではなくて、企画を提出させて、競わせて、優越をつけて、優秀な人にだけ出す、というのが、お役所はできなかったらしいのだ。それじゃあ、どーーーーーーでもいい企画でも、お金欲しさに出す人もいるかもしれないし、良いアイディアは、資本がなくてつぶれるという、どおおおおおしようもないサイクルにはまってしまうではないか!!!!
と、その時聞いて憤慨したことを思い出した。

日本赤十字社、情けない。

もう、赤十字系には寄付しません。

私は、今後は、現地に実際に人を送り込んでいるのを知っているJEN
や、素晴らしい活動をしているキャンナスに寄付することにします。

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Comments

テレビで

長い目でみたらそうだよね。同感。

でも先日被災者のインタビューで「何も持たずに逃げて全てを失ったので、わずかでもいただけるのは有難い」 「少しでもお金が手元にあると気持ちに余裕ができます」
という声があったよ。

全ての義援金を平等にするのはマズいと思うが、ギリギリな生活をしている今はこういう分配もいいのではと思ったり。
彼らがそれで少しでも前向きになれるなら。

浅はかな考えですまん(-ω-)

あ…

携帯から投稿したから、冒頭おかしな文章になっていた。
恥ずかしい(;^_^A

No title

義援金と支援金の違いです・・・

Re: No title

義援金と支援金は違うんですか!なるほど。勉強になりました。
調べてみたら、田中尚輝のブログに http://blog.canpan.info/tanaka-naoki/archive/446
と出ていました。でも、義援金を集めて公平に配るのは政府の仕事、赤十字は一部を支援金として使って、今すぐ現場で使えるような支援の仕方(田中尚輝のブログが書く「不公平な配り方」)をするべきだ、と今でも思うのですが。。。いずれにしろ、義援金と支援金の両方の窓口に寄付しなきゃね、と思いました。

アメリカ赤十字は、今回大もうけした日本用の寄付を、どうするつもりなんでしょうねえ。まあ、アメリカでも竜巻でひどい被害を受けていますから、誰かに行くと行ったら、誰かには行くのでしょうが。

No title

日本で看護学生をしております。
なんだか思うところがあって、コメントさせて頂きました。

そもそも、寄付する側の「赤十字なら大丈夫かも」というぼんやりした思いが問題ではないでしょうか。どんな使われ方をしたいのか、その行方まで知らないといけませんね…。

赤十字は公と民の中間的な立場の機関ですし、平等な分配をめぐってかなり協議されるようです。そのために、あまり融通が利かないところもありそうです。
支援金として納得いく分配するのは、民間の力が関係してきますし難しいのではないでしょうか。ただ赤十字のような機関でなければ、被災者のもとに平等にわたる義援金を集められないという現状もあります。

個人の寄付ならば、個々の思いを最大限に反映できるような寄付をしたら良いのではないでしょうか。

あくまで一意見ですが・・・。

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