「黒子のように」老人専門看護師

青梅慶友病院で老人看護専門看護師として活躍していらっしゃる桑田さんから、次のようなメールをいただきました。
結局、数週間後、北海道でお会いすることができ、メールの通りに素敵なオーラの出ている方でした。桑田さんら老人看護専門看護師の方々の事例報告会では、大変勉強になりました。
CNSの「組織力」って今いち分かっていなかったのですが、理解し始めることができた、と思っています。
エビデンスが比較的少なく、では診療報酬の出にくいCNSのお仕事ですが、見えにくくても大切な医療(看護だけでなく、大きな意味での医療)の一端を担っています。

ちなみに、途中で結婚の話が出てきていますが、まだ結婚していませんよ(笑)

緒方

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はじめまして、青梅慶友病院の桑田です。
老人看護専門看護師をしております。
老年看護学会の研究・教育活動推進委員会のメンバーでもあり、9月25日、お目にかかるのを楽しみにしています。

日本国内で老人看護専門看護師は14名しかいないのですが、私を含め10名のGCNSが9月25日は参加する予定にしています。
また、当院からも認知症看護認定看護師2名と、今年CNSを受験予定の看護師も参加することになっています。

以前から「チーム医療」は拝見させてもらっています。
8月28日の老人看護CNS11名が集合し、事例検討会を開催しました。
そのとき、「緒方さん結婚したみたい・・・」と話しが出ていましたので、本日、また開いてみました。

日本でも一生懸命良いケアをしている病院たくさんあります。しかし、自分達が良いケアを実践していると気づいていない。私はその人たちに「あなた達、本当によくがんばっているね!」と認め、励ましたい。
そして、もっとより良い方向に向かわせたい・・・と思っています。

私の勤務している病院は、ナーシングホームみたいな感じです。
736床、入院患者の平均年齢88歳、平均在院期間3年半、認知症8割、死亡退院9割という療養病床です。
全員が老人です。だから、みんな私の範疇です。私は様々な形に姿を変え、ケアの質向上、職員の能力向上、それをシステム化していくかを考えています。

当院は2003年から便秘対策に取り組み、下剤の調整は医師からすべて看護職に譲り受けました。
私達の裁量で調整しています。以前からそのようにしていましたが、2008年厚生労働省の通達により、今では堂々としています。当院の場合、「ケアの最高責任者は病棟師長」としており、「患者・家族の代弁者。苦痛を与えると思うことは医師に物申してよい」という形になっています。その中で、私は主に相談・調整・教育などの活動をしています。実践に関しては相談を通し、関わるほうが多いです。

経管栄養の場合は、経口的に食べられるように見極めていく⇒人生最期、好きな物を食べたい!食べることは楽しみであり、五感を生かすこと。緩和ケア
褥瘡は作らない、絶対治す⇒亡くなったときに身体に傷がない
最期まで人間らしくいられるよう拘縮予防をする⇒棺おけに入るとき、人間らしい美しい寝姿にしたい!

などなど様々な取り組みをチームでしています。
数値化できることは数値化し、表す。

もしかしたら、もっと、もっと自分の活動をアピールしたほうがいいのかもしれませんねぇ。
しかし、私だけの力ではなく、チームの力であり、それを私がちょっと調整しただけ・・・とか思ってしまう。
医師達は私の存在は当たり前・・・と思っている。でも、私の存在価値は医師から求められる以上に看護・介護職やリハなどの職種のように思うのです。でも、黒子のように医療は存在している。だからこそ、看護師の力量が問われるし、やりがいもある。超高齢者に相応しい医療を提言しないとなりません。

私達CNSは、もっと自分達の活動をどんどんアピールしていく必要がありますね。
でも、当院のスタッフは私が「CNS」とか思っていないと思う。CNSとかCNとか知らないと思います。しかし、自分達の味方であり、信頼されていると思っています。それを感じる時がありますから・・・。

日本のCNS協議会があり、25日は副代表をしている藤田冬子さん(老人看護CNS)も来る予定です。
http://www.jpncns.jp/index.html

私はCNSでもNPでも、日本の文化を大切にし、自分達で、自分達の国の状況に応じ、国民から求められる役割を創造していく必要があると考えています。
日本の超高齢社会の中で、老人看護CNSがどう活動していくのか・・・時に気持ちがなえるときもあるのですがやらねばならないなぁ・・・と思っています。

長々訳のわからない話しを失礼しました。9月25日、お目にかかるのを楽しみにしています。
緒方さんのお話しを参考に、日本の中でも活用できることは活用し、老年専門看護の向上と発展を目指そう!と、昨日は委員会があり、そのような話しをしていました。

それでは今後ともよろしくお願いします。


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