プライマリケア学会で発見!

今週末は学会というか、お勉強会(PriMed Primary Care Conference)に来ています。ハーバード医大とコロンビア医大の共催でやっている。参加者は、数千人は軽くいる。5000人以上いるかも。非常に大きな会場で、端から端まで歩くのに7分くらいかかる。レクチャーする人は、見たら100%医師だった。でも、共催側のコミッティーは、ハーバード側は10人中2人、コロンビアは10人中1人が医師でなくNPでした!ちょっと嬉しい。

見回してネームタグを見ると、医師8.5割ほど、残りがNPとPAみたいに見えるけど、服装はスーツに蝶ネクタイから、ジーンズまで様々。 感想としては、まず、変な人がいっぱいいるな~ということ。ずーーっと「そう、そうだよねー」とか「へー、本当?!」とか独り言を言っている人もかなりびっくりしたけど、やはり一番面白かったのはヨガをしながらレクチャーを聞いている人。裸足になって、席が並ぶ横の床に荷物をおろしてヨガをし、腹筋をし、ついでに目は前に向けて熱心に聞いている。
さすがのアメリカ人たちにも注目されてました⋅⋅⋅

さて、臨床的発見では、目の病気のレクチャーが良かった!
大人のBacterial Conjunctivitis はほんとどいないんだって。99%ウイルスだって。今までもよく患者さんの症状を見て抗生物質は処方するのを控えてたけど、ますます控えよう!という気になった。お年寄りに多いBlepharitisは、脂分が固まってワックス状になるから問題なので、熱い濡れたタオルを当てるのがよく効く。それは知ってたけど、「歯を磨くように、一生毎日5分間するように」患者さんを教育するんだって。へ~
「赤い目」レクチャーは、目を赤くさせる病気をおさらい。いつ眼科に紹介するか、すぐにERに送り込む症状はどれか学んだ。
喉つまりレクチャーでは、どういう症状だとZeker’sか、どういう症状だとガンの可能性が高いかなどを学んだ。

あと肝臓のレクチャーでは、B型肝炎やC型肝炎についておさらい。C型は性行為ではうつりにくいから、長年のパートナーがいる人で、パートナーがC型持ってない人は、予防のためにわざわざコンドーム使わなくてもいいんだって。うつりにくいってことは知ってたけど、まさか使わなくても多分大丈夫とは言えずコンドーム使いなさいと言っていた私。これからもさすがに言いにくいな。だって、可能性としては存在しているんだものね。

あと、肝臓にはコーヒーがいいって知ってた?私はぶっとんだ。肝炎を持つ人には一日6杯以上を勧めると、肝臓ガンになる可能性が低くなる。Liver Enzymes (AST, ALT)も下がるって。へ~~~~!!!!!!一日2杯からでも効果はあるかもって。でも、カフェインで血圧上がっちゃうだろうと思ったら、どうやらカフェイン抜きコーヒーでも効くらしいんだって。面白い!

アメリカのかかりつけ医制度では、多くの保険で、専門医に直接かかれないから、私たちプライマリケア(医師、NP、またはPA)でまず初見を見ることになる。だから内科をやっている人でも、婦人科や泌尿器科、耳鼻科もあわせて全身を診る訓練をしないといけない。

大変だけど、これこそプライマリケアの極意という感じで楽しいな。

ばっちりCME (Continuing medical education)の単位ももらってきました。

以上、学会ご報告でした。

緒方さやか

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勉強になります。さやかさんのブログ本当にためになります。ちなみに私は目関係が苦手です。眼底を見るのも苦手です。就職してお給料が出た暁にはWelchAllynの眼底鏡をUpdateするつもりです。

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