NPをCNSと別に作る意味は?

日本の看護師で、米国で進学の経験もあるAさんから、以下のような疑問を投げかけておいただきました。これとかぶったディスカッションも、ほかのブログエントリーで起こっていますが、改めて、ここで提示します。

「NPは認定看護師や専門看護師の延長でいいのか?それとも別物であるべきか?」

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(以下、Aさん)

日本の看護師達が、NP導入に反対する理由の1つには、看護業務拡大が必要であるのは分かるが、それを担う人はNPでなければならないのか?
現在ある認定看護師や、専門看護師の役割を拡大することでは補えないのか?

依然、認定看護師や専門看護師の役割が完全には明確になっておらず、患者側も医療スタッフもAPNsについて「あの人達は何する人?」という部分がある中で、更にNPという役割を追加することは混乱の原因にもなりかねると考えているのです。

認定看護師の延長線上にNPがあっても良いかもという意見も聞きましたが、それは、NPを導入しなくても認定看護師の役割を拡大すれば良いということになるのでしょうか?

それとも、その延長線上であってもNPとしてのポジションを確立しておいた方が、
後々問題が生じない場合もあるのでしょうか?私としては、その責任を担う為の十分な教育をうけ、その能力が身についていれば、別にNPでなくて認定看護
師や、専門看護師でも良いのではないかと思うのですが、皆さんはどうお考えですか?

私はまだ認定看護師や専門看護師の活躍状況、彼/彼女らが取れる診療報酬、日本でのAPNの教育環境等に対する理解が不十分なので、その辺を良くご存じである皆様のご意見をお聞かせ下さい。

う~ん、でも、もう既に日本で
NPとしての教育を受け始めた人達がいることを考えると、NPを作らないというのも余計に混乱するというか、時既に遅しなのでしょうか?

ーAさんからのメール

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まさに、看護協会もstruggleしている問題ですね。NPとして別に作る意味はあるのか?
ご意見お待ちしています。

緒方

チーム医療維新トップ

Comments

CNSを最初に作る方が?

NPとしてCNSや認定看護師と別に作る意味はあるのか?私はあると思います。NPをCNSと別に作る意味はもちろんあるし、別に作るべきだと思います。同じAPNで、教育内容はアメリカでは同じですが、役割は異なるところが多いからです。それにNPは診療もする看護師、CNSは看護に徹する高度実践看護師で、目指すところが異なるし。ですが、日本で別に作るのはすごく大変です。ですから、以前から日本でNPを作るには、CNSに上乗せしてNPを誕生させるのが早いかと思っています。(N先生とメールでやり取りをした時は、先生はCNSとは別ものと考えるべきとのお考えで、私の案には同意はされませんでした)

今までに数名の日本のCNSと話した印象では、今までCNSが看護の中では最もアドバンスな資格を持つ人だったのに、NPができたら二番手になることを恐れているようでした。NPもCNSもAPNであり、どっちが「偉い」とか「優れて」いるとかいう問題ではないのですが。ただ、 CNS教育にNPになるための教育を上乗せするという議論をすると、こういった誤解を招いてしまうのではないでしょうか?だから、NP導入議論をする時に、NPとCNSや認定看護師の違いをはっきりさせて、増えてきているCNSと認定看護師を恐れさせないことも必要かなと思います。アメリカの真似をする必要もありませんが、日本のCNS教育があまりに不十分であるのは否めないところで、先日じゃんぱに送ったように、看護系大学協議会から出されたカリキュラム改定案は、アメリカのCNS教育にかなり近くなっていて、協議会のあせりを感じました。

先日日本のNP講座の先生にお会いした時に、アメリカではNPとCNSの教育はほとんど同じだと話したら、かなり驚かれていました。CNSがフィジカルアセスメントや病態生理学、薬理学の知識を持ち合わせていることにも、驚かれている様子でした。NP養成学校が「独走」するのではなく、看護系大学協議会と協力して、日本の看護界を良くする方向に向かってくれたらいいのにと思いました。それからその先生もCNSの人もお互いの職種の理解が不十分なのかなともちょっと思いました。

まとまりがないのですが、CNS教育を改正して軌道にのってきたら、そこで初めて独立したNPプログラムを開始するのが、日本では良い方法のように思います。おそろしく時間はかかりますが。。

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