日医がNPに対する見解を発表

あと数時間で飛行機、空の旅です。

いやあ先週、今週忙しかった。

フィアンセに「こんなに忙しくしてて自分の健康に気を使わないようならケッコンしないぞ」と言われた。
「で、でも、日本の人たちはみんなメールの返信を1-2日以内にするのが常識らしいよ。みんな、夕方じゃなくて夜まで働いてるんだよ!」
「日本は、日本。」

なんか、アメリカ人みたいなことを言ってるなあ。
自分自身ワーカホリックの香港人のくせに。

まあ、それはともかく。
素敵なタイミングで6月3日に日本医師会がNPに対する見解を発表!!!!!

1月に規制改革会議「規制改革推進のための第3次答申」に対する日本医師会の見解でも触れていたのですが、今回はfull outにNPについての議論を述べています。

ここからダウンロードできます!!!
http://www.med.or.jp/teireikaiken/
(コピペしてください)

私のコメントは、またあとで!


さあ、行かなきゃ!

緒方さやか





Comments

NP賛否両論

先日、長々と乱費両論書きましたが、なぜか消えてしまい、もう一度やり直すかわりに、皆さんが既に的確な意見を書いて下さったようです。私がいつも、思うのは、United We Stand, Divided We Fallと政治の世界ではありませんが、責任を共有する世界で、同じ目的のために看護、医師、他の専門職者らがチームになって前進する世界であってほしいと思います。患者さんと、また、患者になるかもしれない、私たち自身のために、医療関係者が賢く、人材資源有効活用を可能にする方向へと突き進めることは、経済的資源をも効率的に活用する方向へ向くのだと感じます。
すでにもちろん、アメリカや、イギリスでも看護のおこなう診療は安全であると確立されてしまっていますが、几帳面で丁寧な日本人看護師のされる診療が安全でないわけはないと、確信しています。それを立証出来る社会が早く訪れます様に、大分や東京でNPの学びに既に力を注いでおられる方々へ応援の気持ちを毎日送っています!

私も、外科でNPにとても良くして頂いた記憶がありますし、昨年もちょっと相談があって、FNPの友人に話を持ちかけたり、した事があります。

日本のNP導入への賛成意見。

日本でナースをした後、アメリカでNPをしているものです。

まず、私は日本でのNP制度を作ることに賛成です。

理由はとおりすがりさんがおっしゃっているように、と思うからです。

岩田恵里子さんもおっしゃっているように、日本の医師は特に忙しい。寝る時間もないくらい働いている医師が沢山います。そんな忙しい医師たちが、風邪、捻挫などの患者さんを見るのは医療資源の無駄使いにはなりませんか?そして、これらの診療は医師でなければできないのでしょうか?私は、きちんとした教育を受けたNPならこれらの診察は可能だと思います。

以下は感謝感謝さんの質問に対する私の答えです。

Q1:本当に日本人は皆、気軽に医者にかかれているのでしょうか?離島や僻地の人々、家から出られない方々もアクセスの問題は無いのでしょうか?

今ある、国民健康保険制度では国民全員に十分な疾病コントロールや予防、健康の増進といったアクセスがあるとはいえないと思います。それは、僻地や医師が不足している分野に限らず、全体にいえることだと思います。医療費の高騰&不景気のために、自己負担分を支払えないため受診をためらったり見送ったりしている人が沢山います。それに、国民皆保険制度は今までも自己負担金などが変化してきたように、老年人口の増加と少子化によって、将来この保険制度はかなりの変化が求められるのではないでしょうか。だとすれば、今ある資源(お金ですね)を出来るだけ温存する、又はその変化に備えて対応できるシステムを作っておくと言うことが必要なのではないでしょうか?

Q2:NP/PAは准医師、二級医師なのか?

違うと思います。医師よりも診察に時間を割くことが可能なのと、ナースの得意とする沢山の情報を引き出す(話を聞く)&多角的に問題を捉えると言う点で、時には医師が気が付かない問題に気が付くことがあります。そして、それは問題の本質であることが多々あります。つまり、医師とNP/PAは疾病のコントロール・治癒という目的は一緒ですが、そこにたどり着くまでの過程やアプローチの仕方が違うのではないでしょうか。

Q3:フリーアクセスである日本で「好んで医師ではない准医師にかかろうとする患者が多いとは思えません」とのことですが、アメリカで、医師に診てもらうオプションもあるにもかかわらず、わざわざNPを指定する患者さん達は、なぜそうするのでしょうか?

私も渡米直後にそうだったように、話をきちんと聞いてくれて安心でき、且つ的確な治療が出来るという点で、NPを好む方が多くいらっしゃるのではないかと思います。これは、経験しないとわからないことだと思いますし、そのようなNPにかかる機会や選択肢が日本の患者さんにも与えられて、自分達で判断していただける日が来るといいなと思います。

Q4:ヘルパーさんの活用に関するご提案もありましたが、そもそも「雑用」という役割を、医師や看護師が行うことが、効果的・経済的なのでしょうか?低コストで雇える人材を活用して雑務を担ってもらうというのは、難しいことなのでしょうか?

これは、日米での経験を元に言わせてもらうと、アメリカのように雑用をしてくれる人材がいると助かるでしょうね。日本ではお部屋の掃除や、ベッドメーキング、患者さんや検体の搬送、洗髪や体の清拭、手・足浴など、ナースじゃなくても出来ることだけれど、ナースがしていることを挙げたらきりがないと思います。これらをナースは他職種(ヘルパーさん)などに委任して、医師が医師でなくてもできる仕事を教育を受けたナース(NP)に委任すれば良いのではないかと思います。ただ、<看護とは>という概念が人それぞれであるように、どこまで、どのようなことなら委任できるのか、または医師からNPに任されるべきなのかと言うのは、今後検討しなくてはいけない課題だと思います。

CRNA, ACNP

私は現在アメリカで働いておりますが、日本のナースの経験もあるので、「とおりがかりさん」のが書かれた意見、また日本の医療事情が、わかるような気がします。

私は日本で看護教育を受け、日本の臨床に入っったので、学校で習った通りの「医師と看護師の役割」に何の疑問もありませんでした。看護という仕事がすごく好きだったのですが、いつもとても疲れていました。でも、それも、この仕事はこういうものなんだと思っていました。

アメリカの現場で働くようになってから、もちろん職場によって差はありますが、全般的にみて、私はいろんな面で、アメリカは日本で働くより、すごく楽だと感じました。
いろんな要素がありますが、そのひとつに、医療職個々の職種の役割と責任の範囲が、とてもハッキリ整備されているということです。

今、日本の看護を振り返ると、私は「なんでも屋」だった、と思うことがあります。日本にいた時はそれが当たり前だったので、あまり苦ではなかったのですが、「とおりがかり」さんのご指摘のように、日本のナースは雑用を抱えています。ナースでなくてもできる仕事は、他職種に渡すべきです。そして、医師は医師でなければできない仕事に専念できるような環境作りを、早急に進めるするべきです。

アメリカのNPは日本の医師のような仕事をしていると聞き、憧れて渡米。大学卒業後、APNの資格を取りました。自分自身が経験してみて、アメリカのNPの仕事は、まさにその「医師が医師でなければできない仕事に専念するため」という発想が背景にあると、感じています。

医師は忙しいのです。外来で患者を診察しながら手術を行い、当直をこなし、その合間に研究論文を書いたりします。一人の医師がICUと麻酔科とERを兼務し、その合間に外来診察をされていることもあります(アメリカでは、ありえません)。

合併症の多い難しい患者の手術のことを考えながら、外来で発熱や下痢、はたまた、心配なことがたくさんありすぎて身体症状が出ているような患者さんの訴えを、じっくり聞きながら診察するのは、ストレスではないですか?
重症な患者のケアに追われていると、軽症な患者にも、同じように手をかけて診てあげようとするのは、大変ではないでしょうか。

限界を超えたような長時間勤務の中で、見落としなく安全な医療を提供するなんて「神業」です。どんなすばらしい教育を積んでも、いったいどれだけの人がそのような仕事をこなすことができるでしょう。

外来診察を専門にしているNPは、手術を行う義務はありません。診察を片手間で行っているのでなく、忙しい医師に代わり、患者さんのどんな小さな訴えも聞き逃さないよう耳を傾け、原因を探り(診察)、解決法を見つけること(処方箋を書くなど)のできる診察のプロです。

そのような役割の職種が日本にないので、ナースに診てもらうというだけで、「怖い」「心配」と思うのは当然でしょう。でも、私が出会ってきたアメリカのNP たちは、専門知識が豊富で、確かな仕事をしているという安心感を患者に与えることができるだけの教育と訓練を受けています。

日本の、過疎地で病気の子供が専門医がいないことを理由にたらいまわしにされ、結局適切な処置を適切な時期に受けることができず、亡くなられたニュースを読んだことがあります。小児科だけではありません。産科医、麻酔科医不足のニュースも目にします。

このような日本の医療問題が、現在の「何でも屋」的な日本の医師と看護師の役割を整理することで解決されるのでしょうか。

賛成意見

まず、日本でのNPの発足には賛成です。

日本での看護師の役割についての自分なりの意見です。
まず自分の経歴から、僕はアメリカの看護部を卒業し、日本では看護師としての働いていたわけではないのですが、資格を問われないヘルパーとしてある大学病棟で働いていました。ヘルパーの業務は主にいう雑用です。患者さんの搬送から、薬を取りに行くまでの仕事です。資格のある看護助手さんと違い、ヘルパーは患者さんのバイタルは取れませんし、無資格なので患者さんのケアに直接関わることはあんまりさせてもらえませんでした。ただ、雑用をすることで看護師さんの負担軽減ができました。
僕の病院では常に看護師さんも、その下に付く僕たちヘルパーですら、人数が十分とはいえませんでした。特に病棟によっては、ヘルパーが確保できないところもありました。だから、必然的に看護師の仕事と共に、退院後の部屋掃除、搬送や薬取りなどの時間のかかる雑用もやらねばいけない状況でした。ただ、こういう雑用をすることだけが看護師としての業務ではない気がします。とおりすがりさんがおっしゃるような状況は、医師が雑用をしなければいけないほど人手が少ないということも示しているのではないでしょうか?看護師と医師が雑用をすることは、ヘルパーなどを雇わない分の人件費で病院にとって経済的に助かるのかもしれませんが、効率的だとは思いません。安全な医療を提供するために医師はしっかりと患者さんのことを考える必要があると思いますし、看護師も患者さんに安全なケアを行うためには、もっと雑務以外のことができる環境で、安全確認などをしっかりしていくことが、それぞれの効率を上げることにつながると思います。
なので、結論を言うと、まずNPという上の部分を増やすのは医師の負担を減らすという意味でいいと思います。医師の負担を減らす分、医師も一人一人の患者さんにもっと十分な時間をついやし、医師としての仕事(患者さんに対しての手術の十分な説明など)が出来ると思います。そして、それと同時に、看護助手さん含めヘルパーというケアの手伝いが出来る人も増えていくべきだと思います。そうすることで、日本の看護師さんも看護師としての仕事(看護師自身が考え、最良のケアをすること)が出来るのだと思います。

長文、失礼しました。

日本にNPはいらない?

とおりがかりさん、ご意見拝見させて頂き、何よりもまず、一人のNPとして感謝の気持ちを伝えたくて、コメントさせて頂きました。

皆様重々ご承知の通り医療の場では命を扱うため、安易な考えは禁物です。ですから、NP問題に関しても、賛成意見だけでなく、反対意見を頂き、そのご指摘に対して、1つ1つ熟考して、問題無いと判断できるか、又は具体的な解決策が立たなければ、日本でNPを作ることは危険だと思います。そこで、私なりの意見もあるのですが、皆様のお考えも聴かせて頂きたいので、是非一緒に考えてみませんか?

Q1:日本は、「アメリカのように誰もが気軽に医者にかかれない社会」では無いとのコメントでしたが、本当に日本人は皆、気軽に医者にかかれているのでしょうか?離島や僻地の人々、家から出られない方々もアクセスの問題は無いのでしょうか?

Q2:NP/PAは准医師、二級医師なのでしょうか?

Q3:フリーアクセスである日本で「好んで医師ではない准医師にかかろうとする患者が多いとは思えません」とのことですが、アメリカで、医師に診てもらうオプションもあるにもかかわらず、わざわざNPを指定する患者さん達は、なぜそうするのでしょうか?

Q4:ヘルパーさんの活用に関するご提案もありましたが、そもそも「雑用」という役割を、医師や看護師が行うことが、効果的・経済的なのでしょうか?採血やルート確保は専門的な知識が必要ですが、患者の護送、夜間の薬とりのために、看護師は3年~4年も学校へ通い、授業料を払い、職場へそれなりの給料を求める必要があるのでしょうか?業務の一環として、雑務を行うという考え方もあるかと思いますが、低コストで雇える人材を活用して雑務を担ってもらうというのは、難しいことなのでしょうか?

皆様のご意見(是非賛否両論!)楽しみにしております。

日本にNPはいらない。

アメリカのように誰もが気軽に医者にかかれない社会であれば、NP,PAなどのいわゆる准医師、二級医師の需要もあるでしょう。

日本はフリーアクセスです。好んで医師ではない准医師にかかろうとする患者が多いとは思えません。

医師不足の現状を改善するには、ナースが医師に雑用を押し付けず、ナースとしての業務を全うすることが近道です。
もちろん、ナースでなくてもできる仕事はヘルパーさんにお任せすればよいでしょう。

日本の多くの大学病院、国公立病院ではナースは採血やルートとりをせず、患者の護送や夜間に薬を薬局にとりにいくことさえ、「私たちの仕事ではありません。」と医師に押し付けてきました。
(最近では採血、ルート取りをするところもぼちぼち出てきたようですが。)

医師が医師でなければできない仕事に専念できないというのは、医療資源の無駄遣いにほかなりません。

Post a comment

Trackbacks


Use trackback on this entry.