特定看護師、エビデンスなき反対意見は聞き飽きた

FACEBOOK上、医療/介護ニュースのキャリアブレインの記者の方が、特定看護師に関する意見をつのっていた。そしたら、「必要性がわからない」「現場が混乱する」という反対意見が列を成していた。ので、下のようなコメントを書き込みした。怒。

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特定看護師は必要か、必要でないか、という問いは愚問です。日本の医療現場は今のままだとダメだと誰でも感じている。それでも細部(具体的な策)の話に移ると、「うーん必要でないのでは」というエビデンスを欠く、かつ消極的な意見を言う人がいる。 変化が怖いのは当たり前です。

今は、優秀な看護師が、現場に留まって上へ上へと登れる道がない。能力があるけれど、管理職でなく、教育でなく、より高度な知識を得て独立して患者に関わりたい看護師はどうするか?海外に出ています。そうやってアメリカでNP(ナースプラクティショナー)となり、今は診断、処方もこなし、能力に見合った尊敬を受けている日本人の人にたくさん出会っています。日本が看護師職の今まで通りの「天井」を固辞することは、優秀な看護師というかけがえのないリソースを日本国民がなくしていくことでもあります。

1960年代にアメリカのNP制度も、医師、看護師に反対を受けましたが、少しずつエビデンスで医師と能力の変わらないことを証明していきました。今は、多くの患者は、問診能力に長け、看護師らしい気遣いのできて、診断能力のあるNPにかかるという選択肢があります。ちなみに、このような看護師の新職の確立は 先進国だけでも、オーストラリア、カナダ、韓国、イギリスと、最近世界各国に広がっています。「うーん、現場は今のままの方が、分かりやすいし、変えないで、このままやってみようか」と言うのは容易い。けれど、それが長期的な目で見て日本のため、患者さんのためになっているのかどうか、いま一度考えてみて頂きたいと思います。

緒方さやか  ニューヨーク州 成人科/婦人科NP
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旧正月の祝い!

2日前に香港に到着し、今日は旧正月のお祝いだった。
色々文化的に面白いけど、どこまでが中国文化で、どこまでが香港文化で、どこまでが単なるダンナの家の慣習なのか分からない!けど面白い!

昨夜は、かぼすの葉を煮詰めた汁を、頭からかぶって「清める」
その後、手分けしてダンナの両親と4人で、夜遅くまでお年玉袋を詰める。それが、結婚している人から未結婚の人へ、なので、働いているかどうかに関わらず、未婚の人には全員あげる。結婚しているカップルが、結婚していない親戚の人に2つペアで渡すので、数がいる!しかもおばあさんの従姉妹の子供、、、とかにもあげるので、計200個のお年玉袋を詰める。ふー
年齢に関わらず同じ額を入れる。ただし遠い親戚は少なめ。夫婦の間でも、あげあうらしい。
(「へーーーー」ボタンを押してください)

今朝は、起きてダンカンの両親にお茶とお菓子を捧げる儀式。
「新年の言葉」(昨日丸暗記)をたくさん言う。「財を成しますように」「末永く健康に」「子孫が繁栄しますように」「子がたくさんできますように」

で、一人っ子政策のない香港はいいけど、
中国本土では、「子がたくさんできますように」とか言ったら国策の反対じゃん?とか、心の中で突っ込んでしまう(笑)。

言葉を言うのは、いつも男性が先、女性が後。
フェミニストの私は、それがちょっと嫌だった。
次に、ダンナのお父さんがお母さんにお年玉をあげる。
そして、お母さんから、お父さんへ。
ダンナと私の番が来た時は、笑いながら同時に、名刺交換みたいにして、渡し合った。
私がフェミニストなのを知っていて、私の心を汲み取ってくれているだろう(もしくは、ただ照れて適当にしてるだけ?)なダンナが有り難い。

そして、初日は必ず、父方の実家へ行くらしいので、車でそちらの家へ。とにかく食べ物が果てしなく出てくる。しかもすごく美味しいから食べ過ぎる。計6時間のランチ。言葉通じないのはちと辛いけれど、若い人(従姉妹とか)は全員英語が通じる。優しくて和気あいあいとしていて楽しい人々。

明日、正月2日目は母方の実家へ行く日。

写真も載せたいけど、寝なきゃいけないのでまた今度。

緒方さやか


左目の一大事の続き。

数日前のブログエントリーの続きです。

さて、左目が、患者さんにも「大丈夫ですか」と聞かれるほど赤くなってしまった私は、その日すぐに、同僚の医師のスケジュールに自分の名前を挿入。「君が患者さん?どうしたんだい〜?!」と言われながら、その優しい同僚に相談。結局、彼に患者さんに電話をかけてもらい、C型肝炎とHIVのテストをする。この患者さんから感染した場合、そうと分かるように、ベースラインの私の状態を調べるために、絶対陰性だけど、C型肝炎とHIVのテストを今する。B型肝炎は、予防接種を3回受けたけど、immunityがあることを確認するため、やっぱり血液検査をする。

で、インシデントレポートを書いて、こういう事故があったことを記録した。院長に提出。
(あくまでも、医療機関として記録を残すのが目的。特におとがめとかはもちろんない。上司はとっても同情してくれた。優しい。)

そして、その日の午後は眼科へ。

クリニック内に、眼科もいるので、すぐにアポを取れて、しかも無料で診てもらえるので、有り難い。(保険には請求するが、自己負担額はここで勤務の人は免除になるため)
結果、感染症はないけれど、炎症を起こしている。。。色々あって荒れたんでしょう。。。という結論で、ステロイドの目薬をもらう。

患者さんは、翌日血液検査に来てくれて、どきどきしつつ結果を見たら、もちろん陰性。
私も陰性。B型肝炎は、抗体あり。ほっ。
もう、これで大丈夫。

いろんな人が同情してくれました。
私を診察してくれた同僚は、ちなみに、エイズ患者さんの訪問診察中に、血糖値を調べた針でぶっすり自分を刺してしまったらしい。真っ青になって、結局1ヶ月prophlax(予防薬カクテル)を飲んで、感染しなかったので、一安心、と。まあ、肝炎と違って、HIVって結構感染するの難しいのよね。それを知ってはいたんだけど。本で読んだら、コンドームなしの性行為で感染する率は63回に1回、だったっけな。もちろん、男性か、女性か、男性同士かで、かなり変わってくる率ではあるけれど。

私も、次回からは、傷口を切ったり洗ったりするときはマスク(ゴーグルも役目も果たす、顔全体を覆うやつ)をしよう。先週みたいにマスクが見つからなかったら、マスクが見つかるまで洗わないわ。と決心。

アー良かった、と一件落着なのですが、未だに目が赤い&ごろごろするので、ステロイド目薬を使いつつ、毎日眼鏡の日々。来週は香港&日本の旅なのですが。。。。分厚いメガネのまま色々な場所に登場するかもしれません。あしからず。

高井戸第四小学校の方。

100%個人的なる宣伝です。1月27日(日)に、ミニ同窓会?のようなものを、ふなつくんがオーガナイズしてくれてます!4年前のミニ同窓会のい時には会えたけれど、今は連絡がつかなくなっちゃったけど、会いたい人もいる。。。ので、これを読んでいて、高四で私と同級生だった(そしてミニ同窓会に来たい人)は、http://www.teamiryou.com/  の、「お問い合わせ」から、私にメールください。よろしく!緒方さやか

あちゃー、傷口を洗ったら飛んで目に入った。

先週、背中のsebaceous cystが膿んで、でっかいabscess(膿み?)になった50代のラテン系の男性が来た。
切りましょうというと、「切ったこと。。。ありますか?」と、超不安気。付き添いの妹さんも。
アジア人は若く見えるのだ。
だから濃い赤の口紅でも塗るべきだったと後悔しつつ、「大丈夫、何十回もありますから!」と言う。何十回は噓かも。でも、4cっもあるでっかい膿みだし、切らなきゃこれは抗生物質だけじゃよくならないabscessだろうから、しょうがない。

私の歯科医は、「とにかく痛み止めは遠慮なく使う」という主義で、いつも痛みのない歯の治療をしてくれる。それにならって、入念にlidocaine with epinephrineを注射。針を回して、ぐるぐる360度麻痺するようにした。でも、注射針が刺さるのはやっぱり痛いみたい。

十分待ってから、針の先でつつくと、ちゃんと麻痺していた。だから、メディカルアシスタントを呼んで、切開開始。切り始めたのも気がつかないようなので、ちゃんと麻酔がついている模様。ふと思いついて、「クリスマスは、どうでした?」と聞くと、一気にムードがやわらいだ。その人は、12人の子供がいる敬虔なカトリックで、クリスマスは大家族と祝ったと言う。そこで、「何を食べたの?」と聞くと、「えーと、ローストビーフと、スイートポテトと。。。」とひとつひとつ言ってくれた患者さん。この間、切って、cultureサンプルを取って、中をぐりぐりぐりと洗って、びっくりするほどの膿みを拭き取り、消毒済み(sterile)のガーゼを中に詰める作業をしていたのだ。患者さんがデザートを言い終えた時点で、「はい、おしまいでーす。今からバンソコウを貼りますね」と言うと、患者さんが、

「えっ???!!!!

切る準備をしてるんだと思ってた!!!!」

クリスマスの食べ物の話で気をそらしたのと、十分に麻酔をかけたおかげで、患者さんが気がつかない間に作業を終えられたのだ。患者さんは大喜びしてくれるし、私も嬉しくてNP冥利につきる!

しかし、その翌週(新年でうちのクリニックが閉まっていたので、ほかの病院に週末行ってもらって、週末明けに来てもらた)患者さんが来院した時に、傷口を食塩水で洗っていたら、左目にはねかえった血の混じった水が一滴、入ってしまったのだ。。。。

マスク(おでこからあごまである、プラスチックのシートみたいなやつ)をすると、大仰な感じがして照れくさい。し、実を言うと見つからなかったから、しないでしていたのだが、後悔。。。

患者さんになんとも言い出しにくくて、自分で目を洗って、どうしよう。。。。カルテにHIVとC型肝炎のテスト結果がないし、、、でも、彼がHIV陽性でも、目からHIVに感染する率は0.009%だし。。。大体彼は多分陰性だし。。。
ともんもんと考えていたら、翌日(先週の水曜日)、左目が真っ赤に!
やべえええ!プロテウス(患者さんの膿みから検出されたバクテリア)の感染症かしらん?!(心の声)

続きを書きたいけれど、そういうわけで目を休めなきゃいけないので、この続きは後日書きます(笑)