2011年、良くなった患者さん。

自殺願望があって、病院に送ることになった聴覚障害の患者さん。今日、再診だったのですが、うまくやっているようで、良いホリデーを家族と過ごした、と言っていました。今は薬なしでよくやってます。ほっとした。彼女のこれからの幸せも、願ってます。


もう一人、昨日診たのは、元ホームレスの患者さん。アルコールとコカインを毎日やっていた過去が、噓みたい。2−3週間ごとに会って、カウンセリングをして、電話でフォローアップもした結果、9月ごろから、すべて悪い癖はやめて、今はフィアンセ(10月に出会った)や、娘たちと一緒に、貴重な時間を過ごしている。毎日シャワーにも入るようになって、体重も5キロ減って、おしゃれな洋服を着て診察に来る。「もうあなたは健康だから、6ヶ月は来なくてよし!もっと病気の重い人がいるんだからね、あなたみたいに元気な人に構っている時間はないのよ!」と、冗談まじりで言うと、わっはっはと大笑いしてくれた。

彼が真新しい人生を手に入れたのは、私のせいもあったと、奢って考えても。。。いいですか?


さて、数日前は、超はちゃめちゃ患者さんとの出会いがあった。トラックドライバーで、毎日パーティーに明け暮れて1−2時間しか寝ない。しかもドラッグで。。。
ま、いいや、あんまりはちゃめちゃな話なので、次回の日経メディカルに書こうと思う。

さて、今年も残すところあと数日。クリニックの医師/NPの約半数が休みを取っている状態なので、その忙しさたるや尋常でない。今日も疲れたけど、頑張ろう。大掃除は、12月初めにしたからよしとしよう(?)。

皆様、来年もよろしくお願いします!

朝日12月26日

朝日に、特定看護師についての記事が載りましたー

「医師がつきっきりで指導しなければいけないので」というのがものすごくひっかかるけど(言わせてもらえば、医学生だって医師が「付きっきりで」指導するのか?ある程度は指導して、ある程度は任せて、学んでいくんだろう?なぜ特定看護師だと「つきっきり」になるのか、まるでわけがわからん)、こういうメジャーな記事がどんどん出るのはawarenessという意味で良いかな、と思う。

さて、つい数日前私も日経メディカルオンラインに特定看護師についての記事を書きましたー

すでにコメントがついている。返信しなきゃ。
思うところある方は、日経の方にコメントくださいね。
よろしくお願いします。
緒方さやか

女子、全年齢でやせた…戦後初

女子、全年齢でやせた…戦後初(読売)

という、おっっっとろしいニュースを読みました。
日本で、「瘦せている方がキレイ」という「常識」が広まって、若い女の子たちの体や精神に悪影響を及ぼしているのは、なにも2011年に始まったことではない。

しかも、男子も、7歳と17歳以外は減少した?もちろん、太り過ぎの男子はいじめられたりすることもあるだろうが、「もっと瘦せる」プレッシャーが、男子にも女子と同じくらいかかっているとは考えにくい。

だとすると、被ばくの影響?という考えが、頭の隅を横切らないでもない。

でなければ、戦後初って、どういうことなんだ。

これが、このニュースに対するまず私の第一リアクション。

次に、「特に女の子は成長期に栄養が必要だが、体形が変わるのを嫌がる子がいる。家庭や学校でも、肥満だけでなく、やせすぎの弊害を教えるべきだ」っていう意見が載っている。確かに、痩せ過ぎは骨粗鬆症、生理不順などにつながって、大変不健康だけれど、それを「教えた」からといって聞かないのが、ティーンエージャーの特徴ではないだろうか。行動の結果を考える脳の部分が未発達なのは、彼女らのせいではないのだ!

TEACHじゃなくて、EMPOWERすることが大事なのではないだろうか。

もちろん、痩せ過ぎは健康に悪い、といって言うことは単純だ。でもそれじゃメッセージが伝わらない。

それよりももっともっと重要なのは、家庭で、学校で、そして、最も重要なことにはメディアで、「デブ」だの、太っていることに対する蔑視発言をやめることだ。

そして、若い人たちに、自分の体の愛し方を教えることだ。

足が短くても、目が一重でも、「誰にも私の体を批判させない」という意気で、若い女子たちがpeer pressure & media に立ち向かうことができたら、どんなにか素敵だろうか。

「私の体は、完璧よ。強くて、頼りになる、良いからだです。足が太いとか、膝の形が悪いとか、胸が小さいだとか、言わせない。私の体は、強い精神を宿らせている、とても良いからだです」と、若い女子にきっぱり言わせるような授業は、ないのだろうか?

日本の若い女子が、自分の体に対してempowerされるような気持ちを持つ時は、残念ながら、自分の体が性の対象として商品価値があると悟った時だ。だからこそ、数十年前、使用済みブルマーの買い取りショップができた時は、若い女子の心に大きな揺さぶりをかけたのだ。自分の体(もしくは下着)に、値札がつくということ。それは、無力感を感じている若い人たちにとって、大きなインパクトだ。

なんて哀しいことだろう。

テレビでは、(痩せた)中学生が、セクシーという目線で見られ、そのためにちやほやされている。それを見て育つ子供たちに、毎日でも伝えたい。
Your body is perfect. Don't even be ashamed of your body. Your body deserved to be loved by you.
(あなたのからだは、完璧です。自分の体を恥じるようなことがあってはいけません。あなたのからだは、あなたに愛される価値のあるからだなんですよ。)

だからこそ、良いものをからだに取り入れて、いたわって、運動して。。。。と、なるのではないだろうか?

緒方さやか

特定看護師、法制化を了承!

特定看護師制度、いよいよ法制化へ。
http://www.m3.com/iryoIshin/article/145552/

「前例がないから」という理由で叩く医師会に対抗して、ここまで来たのですね。
日本の先生方(仲間)の働きぶりが、すごい。だからここまで来れたのです!
みんな、いよいよこれからです。

「あなたみたいな素晴らしいお医者さんに出会えて良かったです。本当にありがとうございます」
「それはどうも。でも、いや、ドクターじゃないんですよ、NP(特定看護師)ですよ、ほら、名札に書いてあるでしょう?でも、お褒めの言葉をありがとうございます」
「NP?ははあ、よく分からないけれど、とにかくありがとうございます」
って会話! 私自身に何度も起こったことですが。

日本で起こる日も近い?

別に、医師をけなしているんじゃなくて。(現在、素晴らしい医師の同僚たちと働いている私は、いつも学びっぱなしです)
職業名に関わらず、患者さんへの良いケアは、医師以外の人間でもprovideできることもあるんではないか?と、言ってみてるだけ。。。。

先日の患者さん

あの87歳の患者さん、見事、Total Hip replacement手術をsurviveしただけでなく、歩けるようになったらしい!(手術は11/29だった。もちろんもうとっくに退院して、リハビリ施設にいる。)
驚異。
「大丈夫だから!」と言った術医はかなり横柄だったけど、もしかして名医?
良かったー。