日医が用いた「特定看護師反対の証拠」

つい数時間前に行われた厚労省のチーム医療推進会議で、医師会代表側が世界医師会によるこちらの書類を持ち出したようです (看護師にやらせる、などのタスクシフティングが良くない、そのようなことがある場合、医師が監視することが一番大切だ、などなど)
これはWorld Medical Association によるもので、WMJの主旨は、ウェブサイトによると”The organization was created to ensure the independence of physicians”とありますから、医師の自律性を守るために各国の医師会が集まって作っている団体ですね。だとしたら、医療じゃなくて医師の会ですから、NPなどに反対なのは当たり前ですよね。

対して、世界看護協会、アメリカ看護協会、NP協会などの書類を見せても良いのですが、「自分がかわいい」のはどの職種でも同じでしょう。だとしたら、できるだけ中立的な立場を見てみたい。そうした場合、シンクタンク、患者団体、NGOなどの意見が一番それに近いと思われますよね?

アメリカ最大規模の患者団体、AARPは引退したひとびと(高齢者)の団体ですが、NPの強力な支持者です。(団体メンバーたちにNPを勧めている記事はこちら

さて、それでは、こちら(ダウンロード)の書類をご覧ください。Institute of Medicine による、看護師の裁量権を限らない方が良い、最大限に活かした方が良い、という報告書です。今貼ったリンクはまとめだけですが、ほかの部分も読みたい方はこちらから。

Institute of Medicine は「政府から独立してバイヤスのない意見を、政策者及び市民に与えるのを目的とした」(ーウェブサイトより)非営利団体です。2010年10月5日に出た彼らのレポートは、The Robert Wood Johnson Foundation (RWJF ー医療と保健に特化した財団で、アメリカで一番大きい。公衆衛生の分野などで非常に有名)との共同で書かれたものです。
今回の検討会の報告書を読むのが楽しみ(戦々恐々)です。。。

クイーンズにて、文化混沌的餐庁?なり

老年看護学に関する教科書に、わずか数ページだけだけれど、執筆させてもらっている。その校正の話が先週来た。ただ、最初に原稿を提出したのが1年強ほど前で、その1年の間に「診療看護師」やらをとりまく日本の状況が大きく変わってしまったので、手を入れるのに苦労した。
でも、「ああ、これ書いていた時は特定看護師なんてなかったしなー」と、日本の状況の移り変わりに一人感激して、嬉しくて胸がどきどきした。

そのほかには。。。日記カテゴリだから、ちょっとだけ。
今週末は3連休だけど、私は土曜日当番、ダンナは日、月と数時間ずつ働かなければいけなくて(環境系コンサル)、あんまりゆっくりできなかった。でも、昨日の夜はマンションの上の階に住んでいる感じの良いカップルと意気投合して、急遽夕飯を食べに行った。メキシコ系の彼女と、ペルー系の彼は、二人ともニューヨークの育ちで、食べ物とワインがなによりも好きらしい。クイーンズの、アルゼンチン料理屋(ガーリックオイルのついてるステーキ、アボカドのサラダ、ほうれん草のクリーム煮)に車で行って、帰りは「超本場メキシコスーパー」に連れていってくれた。メキシコ人の使うスパイスの種類って、はんぱなく、中国人に匹敵するかと思われるほどだった。
「赤とうがらし入り練り飴」やら、「スパイシーチョコレート」やら、これでもか!っていうか本当に美味しいのか?!というほどの辛いもの好きメキシカン食文化を、見るだけ堪能した。その隣にあったキューバ系中華料理やも面白い。看板は、中国語とスペイン語。ラテンアメリカに移民した中国人が、その後アメリカに移民してラテン系中華料理屋(もちろん日本の中華とも、アメリカの中華とも違う)を開いているのは、実は珍しくないのだ。中に入ると、スペイン語ペラペラのウェイターが、広東語でお互いに話している。文化混沌的餐庁!QUE INTERESANTE!

帰りはうちのエレベーターでバイバイ。
ご近所さんっていいですね。電話で事前に色々決めたりしなくても、SHORT NOTICEで会えるのがうれしい。
また何かを食べに行こうね、という話になった。太りそうだー!

地下鉄で筋トレする強者


タイムズスクエアの駅で、イヤホンで音楽?を聞きながら、支柱を使って激しく筋トレする男性を目撃。しかもなぜ上半身裸なのか。
目が合うと、ニッと笑う。変な人じゃないらしい。いや、十分変か。
たくさんの旅行者に写真を撮られまくってました。

友人曰く「自分のボディーを自慢してるんじゃない?なんかやだ〜」
私「でも周りの人を微笑ませてくれてるし、本人も楽しそうだし、結果良ければいいんじゃないの?迷惑かけてないし」

とりあえず、なんでもアリなニューヨークの街角の風景ですねえ!

メディカルコーチング:講演会

次のようなコーチングに関する講演会のご案内をいただきました。私は、ニューヨークで仕事をしていて、今一時帰国の予定もないので残念ながら行けませんが、興味のある方はぜひ参加してみてください。
実は、コーチングに関しての知識があまりないので、検索して調べてみたら、medical coaching
のページを見つけました。

そこを読むと、コーチングは主に患者さん向けに使われていて、どうやって患者の行動を変えるか、に焦点が置かれているようですね。「医療費の75%は予防可能な慢性病のために費やされているため。。。」とあります。

私もつい昨日、高血圧&高脂血症&脳梗塞歴のある患者さんがやってきて、血圧の薬は3ヶ月、スタチンは6ヶ月飲んでいない、薬飲むの嫌いだし、と言っているので、私の方がめまいがしつつ。。。「なんで高血圧は危ないんだと思う?」と医療知識レベルを調べ、「子供たちはいくつ?ね、お子さんたちの結婚式であなたが踊り回れるように、今健康管理をするのが大切なのよ」と情に訴え、いやはや45分くらいかけて話したが、伝わっていたかどうか。。。

脅したりすかしたり、情に訴えたりでも限度があるから、コーチングの技術はぜひ学びたいと願っています。ほかの分野でも大切でしょうが、特にプライマリケアでは、欠けてはならない技術だと痛感しています。でも、いざ勉強しようとすると、コーチングの技術に時間を割くよりも、いわゆる知識を取り込む方に時間を費やしてしまう。プライマリケアをやっていても、分野も広いし、まだまだ、知らないことが多くて、なんでも十分知っているぞ、という状態になりたくて、なりたくて。

さて、下が、25日の講演会の案内です。対患者と、スタッフ内コミュニケーション、両方に触れているようですね。
緒方さやか


【 メディカルコーチング研究会 設立記念講演 】
~医療業界におけるコーチングの有用性~
(協賛:株式会社コーチ・エィ)

「チーム医療」「ナラティブ・ベイスド・メディスン(NBM)」という
最近のキーワードが示すように、患者様、あるいは院内スタッフ間の
コミュニケーションの重要性がさらに増してきています。
そのような時代背景をもとに、対話を通じてチームのモチベーションを
引き出し、目標達成をサポートするコミュニケーションスキルとして、
「コーチング」に注目が集まってきています。

メディカルコーチング研究会では、
コーチング活用の最新事例を通じた情報交換を行い、
医療現場におけるコーチングの可能性を追求し、
研究・臨床にさらに役立てていくことを目的として活動して参ります。

○日時:
(1) 2011年2月25日(金) 開演13:00 終演16:00 (開場12:30)
(2) 2011年2月26日(土) 開演17:00 終演20:00 (開場16:30)
※ (1)、(2)のどちらかに御参加下さい。
定員になり次第、締め切らせて頂きますので、お早めに申し込み下さい。


○会場: マンダリンオリエンタル東京 ボールルームI・II
(東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー3階)

○参加費: 10,000円

○講演概要:
以下の皆様を講演者に招き、以下の内容を中心にお話し頂く予定です。
-米国でのメディカルコーチング活用の最新事情
-および国内の医療現場での対患者、院内スタッフ間での
コミュニケーションにおけるコーチング活用事例

○講演者
◆Dr. Leslie Shinobu
(Institute Of Coaching at McLean Hospital,
a Harvard Medical School Affiliate, MD PHD) ※両日
◆鐘江康一郎氏
(聖路加国際病院 経営企画室/医療経営修士(MHA)) ※両日
◆岡本智子氏
(東北大学病院栄養管理室 室長) ※両日
◆畑埜義雄氏
(和歌山県立医科大学附属病院 前院長/麻酔科教授) ※25日
◆安藤潔氏
(東海大学医学部 血液・腫瘍内科教授) ※26日
◆岡林純賀子氏
(竹下病院 看護部長) ※26日

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米国で働くママたちの悲喜こもごも

最近の日経メディカルオンラインの書いた記事ですーー>


患者を減らすほどもうかるクリニック

「与える」季節、クリスマス!

米国で働くママたちの悲喜こもごも
(最新号!2011年2月2日掲載)

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