アフリカ・コンゴの看護師

医療政策に関わりのあるジャーナリストの尾崎雄さんから、次のような「コメント」をいただきました。
なんて素敵な看護師さんでしょう。こういう方の努力と、the determination to serveによって、人の命が救われているのでしょう。本当に、いつかこの看護師さんのもとを訪ねてみたいと思います。

私も大学を一年休学してグアテマラとニカラグアにエイズ関係のボランティアとして行きましたが、私が「あげた」「助けた」ものや人よりも、ひとびとが私に「くれた」ものの方が圧倒的に多かったように思います。それは、栄養失調で髪が脱色したようになっていても私たちのためには貴重な鶏を殺してもてなした村の人々の心でもあり、私のナイーブさを打ち砕く貧困の現実であり、売春宿に囚われていながらプライドを失わない女性の強さであり、文化の奥底で人間は結局同じ幸せを求めているという真実でした。

ところで、グローバルヘルスの分野でも、ホームレスの分野でも、「助けることが本人のためにならないんじゃないか」という意見がよく言われます。もちろん、いずれは本人たちが自分たちを助けられるシステムを構築することがゴールでも、それまでにはいくつも、「これは助けない方がいいんじゃないかな」という迷いがあって、それが辛かったのを覚えています。

ポーランド人の友達は、5歳のころ、国連団体が来て子供たちに数の足りないクレヨンを配る時、一斉に物乞いのように手を伸ばし、クレヨンを下さいと叫ぶ、その一見奉仕的な行為を受け取る側として、子供心にも自分の価値が物乞いをすることで踏みにじられていくような感じがした、と言っています。

でも、医療においてはどうでしょう。それは、助けないわけにはいかない。グローバルヘルス界で有名な、ハイチなどの発展途上国でエイズクリニックを次々と開院しているPaul Farmer氏(ハーバード医大卒)の言葉は、シンプルですが、的を得ています。

For me, an area of moral clarity is: you're in front of someone  who's suffering and you have the tools at your disposal to alleviate that suffering or even eradicate it, and you act.

自分にその能力のある限り、助けないわけにはいかない、ということ。
言うはやすし、行うは難しですが、このコンゴの看護師さんやPaul Farmerのやっていることに比べれば難しいことなど少ないだろう!と信じて、そんな姿勢で医療や看護を提供していきたいですね。

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アフリカ・コンゴの“NP”
2008-09-23 13:56:03
尾崎 雄

緒方さま

はじめまして。東大・医療政策人材養成講座を修了(2期生)した元新聞記者です。

地域で働く看護師の生き方・働き方、とりわけ在宅ホスピスにかかわるナースに関心を持ち、ときどき関連記事を看護・福祉の雑誌などに書いています。先日は、医学書院書院の雑誌に看護師のライフ・ワーク・バランスの先駆的事例について記事を書きました。

7月には、たまたま、アフリカのコンゴで26年間、地域医療に携わっている日本人看護師(シスター)が一時帰国したので、東京でお会いしました。神戸出身の67歳。看護師のほか助産師、保健師の資格を持っています。

コンゴ奥地の農村にクリニック、病院、ハンセン氏病療養所、栄養指導センターなど医療施設を看護師のみで建設・経営し、現地女性を対象に看護教育も行っているそうです。

医者が常駐しない奥地ですから、診察、医薬品の処方から傷の縫合や輸血まで外科手術以外の医療行為はすべてナースが行っているそうです。言ってみれば、コンゴ奥地の農村医療は外国人のNPによって支えられているのですね。帰国したら、もう一つ新たな診療所をつくると言っていました。

使命感などおくびに出さず冗談ばかり言う明るい女性で、「是非、コンゴに一度遊びにいらっしゃい」と誘われました。緒方さんもコンゴのNPの活躍ぶりを現地でご覧になったらいかがですか。私はバングラシュに行ったとき医療設備の乏しい(注射針の使いまわしは当たり前)農村で働く日本人ナースに会いましたが、彼女らは「日本ではできない貴重な体験をしている」と語っていました。

長くなりましたが、私が知ったNPに関連する話題として書いてみました。

NPの働きぶり

NPの働きぶりがよく分かる投稿を、新生児NPであるエクランド稚子さんにいただきました。チームで働くということについて、また、雇用体系について、深く考えさせられます。

ぜひとも、こちらでご覧下さい:
PART1(前半)
PART2(後半)

コメントを書くのも大歓迎です。

エクランドさん、投稿有難うございました。

チーム医療への応援(新生児NPのエクランド稚子さんより) PART2

これは、先ほど掲載されたPART1の続きです。PART1(前文)を読む

新生児集中治療専門のプラクティショナーへむけて

とうとう自分が大学院に入る機会が来たのは2001年であった。前の年にまず入れるか入れないかが心配であった。つまりこちらに住んで長いこともあり、外国人学生としてTOEFLとかでは入れてくれない。GREという大学院に行く学生が受ける試験がある。アメリカ人の主人いわく、アメリカ人でも高得点を取るのはかなりの勉強が必要だ“と。鬼になって勉強した。出てくる語彙の幅広さには15,6年アメリカに住んだだけでは追いつかない。アメリカで住んで大学に行ってそして大学院に入りたい人をふるいにかける試験だけあり 英語の部門が特に難しかった。Analyticalの問題も死にそうなぐらい頭がいたくなった。之でだめなら外国人学生の扱いをしてもらえないか、外国人らしい発音をして、アドミッションに懇願に行くつもりだった。とにかくどうにかなったのだが大学院に入ったらGREどころの難しさではなかったので、苦労したのが損にはならなかった。
2001年秋に、私のNNPに向けての大学院生活が始まった。バンダビルト大学というテネシー州ナッシュビルのこの大学では、その当時はまだ珍しい看護以外の分野を持っていても数年の学びでナースプラクティショナーになれるというプログラムも可能であった。私は看護学士をすでに持っていたため、すぐに本題に入ることができたわけだ。バンダビルトのNNPのプログラムは これまた当時珍しくオンライン教育を取り入れており、(だからといって簡単かとおもうと大変)ナッシュビル市内に住んでいない学生でさえも学びに参加できるようにデザインされていた。NNPの学生は20名。全米から来ていた。実際に大学での授業にはまる一年間に確か5回参加しなければならない。キャンパスで行われる授業はみっちり一日中続き丸一週間とか5日間とかといったスケジュールが組まれていた。とにかく、必ずしもどの州にも新生児集中治療専門のナースプラクティショナーの講座があるわけではないので少しでもたくさんの学生が参加できるようになっていたのである。とにかく詳しいことを書き始めたら教育のことだけで一日掛かるであろうから、NNPプログラム内容の詳細はまた別のときに詳しく述べることにしたい。
患者の立場にとってのNNPが与える主なNICU医療への貢献

自分の仕事が何に貢献しているかと考えるのは悪い気がするものではない。しかしながら それが現実ではなければ意味がない。NNPになる前にNNPの貢献はこれだと学んだことを書くよりも、実際の仕事体験から確実だと感じた事について、注目してみたいと思う。
まず、患者の立場からのNNPの存在について聞いていただきたい。
患者家族は毎日の回診の時間を心待ちにしている。血液検査の結果は?今日は輸液の量がへって経口栄養の増量が見られるだろうか、呼吸器がはずされるのはいつであろうか、これから先の経過はどのようになってゆくのだろうか、新しく抗生物質が出されているが之は何のために、どのぐらいの期間、続けるものだろうか、など、その児の週数や状況によって、聞きたいことがたくさんあるはずである。NNPはこういった日常一般の対応に殆ど全て答えることができる。検査値を理解し、それをケースごとに当てはめ、児の状況全般から判断したケース報告を患者家族にタイムリーに提供することは大きな貢献だと思う。退院近い児の親との懇談、小児科医への連係プレー、NNPはこれも行う。その日の状況から判断して、回診時に、看護士に“丸々サンのご両親がいらしたら 教えてください、もしこのまま行けば調子がいいので2日後におそらく体験入院で次の日に退院となるでしょうから、一度お話がしたいので”といったことを90パーセントNNPの独断で行える。
NICUの込み具合によって、昼間は医師が二人か三人、、NNPが一人が二人である。回診はそれぞれ、院内の部分を受け持って行うこともあるため、必ずしも同室に医師と、NNPがいるとは限らない。夜間は医師とNNPひとりづつ、当直をする。医師が来るのを待たなくても患者さんの必要に応じてかなりのことをNNPが仕切ることができるため、患者家族にとって大変心強い見方である。もちろん、電話一本医師に入れて、考えていることの根拠を説明し、同意を得てから行うこともよくある。そのあたりの境界線は自分の安全地域と医師とのCollaborationを密に必要とする部分とは良く心得ている。
特に病院外でのNNPの判断などはそれこそ Collaborationの項で守られている規約であるから、例えば、搬送に出ているとき、現地での判断をする場合、私は簡単なことでも一応電話で目の前の児の状況を連絡し、私の診断とするべきこと、したこと、を報告する。この場合、現地での患者の両親たちへの説明、インフォームドコンセント類はNNPが行うものである。患者にとって医師以外に医師と完全に同等ではなくても医師なりのレベルで状況説明のできる相手がいることはそれだけサービスが向上することになろう。
中には医師よりもNNPに見てもらいたいなどというとんでもないことを言い出す患者家族も少なくない。つまり、看護のもつ患者への歩み寄り方を持ち合わせているNNPが医療を届けてくれるということに何かの居心地よさを感じる患者家族いるのは決しておかしくないであろう。だからといって医師が嫌われているなどといっているのではない。ただここではNNPの存在の貢献を強調しているのみととっていただきたい。NNPが医師なしでNICUを取り仕切るつもりは毛頭ない。患者家族にもNICUのこの世界は今は受け入れられており目の前でしゃべっているNNPの裏には医師というバックアップがあることはよく知られている。つまり定着すればとてもスムーズな仕組みではある。
レベルII(長期ベンチレーターはレベルIIIの施設へ搬送だが24時間以内で抜管になるであろうケースや、CPACはNCのみの場合の児を診る程度の)NICUでは院内に医師が常時いないところが多い。そういうところは昼間はNNPが常勤し、昼間に一度、医師が回るといった体系で医療がおこなわれる。こういった病院で急に24週の児がうまれてしまうことがある。そういう時はもちろん医師の応援をたのみ、すぐに直行してくださるが、交通渋滞などですぐに来られないときもあった。私自身何回もそういう体験はある。しかし、その場にNNPがいることで生れた瞬間からの蘇生をNNPのリーダーシップの元で呼吸療法士や看護スタッフらが行うことができる。
必要に応じてETTをいれて、ベンチレーターのセッティングをすることや、UACを挿入して(輸液などのためのアクセスとして、臍帯動脈をつかってカテーテルをいれる方法、大人ではできないことであるからご存じない方もあるかもしれない)必要な点滴を始めることや、入室時に必要な血液検査をオーダーしたり、サーファクタントの投与をしたりといったことが遅れることなく行われる。突然分娩に迫られた妊婦への簡単な面談も生れる前に行うことができるという利点もある。書いたものをよむといかにも医師は何もしないように聞こえるかもしれない。とんでもない。たくさんの必要がNICU内では絶えずあるわけであるから、こちらも奔走、向こうも奔走状態なのである。家族の観点から見たNNPの存在の利点の本の一部を垣間見ていただけただろうか。
医師側にとってのNNPの存在の利点

之に関しては私は医師ではないから医師の気持を本当に理解してるとは決していえない。しかし、之まで多くの医師と主従関係、協力関係で仕事をしてきて親しくなった方々からの直々の感想をここで述べさせていただきたい。主従関係というのは大学院中のレジデント期間にも現在のグループの医師たちにしばらくお世話になったことがあるからである。いろいろ教えていただいたし、今の自分がここまで経験を積んだのは、日々の回診や、急変時の対応に関して教えて頂いた事を私が実践で自分の役割範囲で活用し、ケースごとに応用して行く過程を先生方は、見守ってくださりその期間があったからこそあるレベルでの私の判断力や、技術レベルに信頼を置いていて下さるからでしかない。ひとりでは経験をつんで安全な意味での自信をもって患者と向き合えるようにはならないのだから。
必ずしも新生児専門医ではなくてもできることはたくさんあると彼らははっきりおっしゃる。基本的な良くある新生児の疾患の中にはよく訓練されているNNPならば、研修医とは比べ物にならない的確さで診断を下し、必要なInterventionをすばやく行うことができると、医師たちは言う。つまり、かなりの比重で、仕事を分担できる 相手であると見なされているということなのだ。大学病院などで、研修医らは必ずしもNICUを目指してはいないけれど、小児科のレジデンシーのために通らなければならない路として、NICUをほんの数ヶ月通ってゆく。とてもではないが、どれほど、頭が良く、覚えが良い研修医でも之は厳しい。バンダビルト大学のNICUでは、超未熟児の入室はレジデントには絶対に担当として与えなかった。その代わり、NNPが任されていた。1000グラム以下の未熟児の必要とする細かい医療ケアはNICUのみを専門とするNNPが新生児専門医とのCollaborationで見ていったほうが安全であるとおそらく大半の新生児医師は言うであろう。おそらく自分たち自身がその道を通ってきたこともあり、レジデンシーの時代の認識不足、経験不足のようなものをも具体的に理解しているからではないかと思う。
NICUの患者人口はこれからも増加してゆくように思われる。ナッシュビル市内では私がNNPになったときと今と比べると、二箇所の多いNICUが拡大工事をおこない、NICUのなかった中規模の病院が次々とレベルIIのNICUをオープンした。それに、対応するために新しい新生児専門医を望むのは簡単なことではないが、NNPの供給は訓練期間も医師よりもはるかに短いこともあり、需要と供給のバランスをとることがまだ可能である。また、レジデントを使って当直などのシフトを埋めている病院でも、レジデントの時間数の削減がNNPの必要性を高めている。とにかく既存の新生児専門医のみでNICUをやっていこうと思ったら精神、肉体すり減らしての大変なことになってしまうであろう。NNPがいなかったら拡大はどこもできないといっている。それに搬送などの医療を周辺のNICUのない地域に提供することも難しくなる。
NNPは独立した患者を自分で持つばあいもあるがどちらにしても医師の荷を確実に軽くする存在である。先にも述べたようにすぐに急変に医師が立ち会えないとき、もうひとりのNNPの存在は大きな助けである。医療コスト面からしても医師と比べて低コストのNNPは医師一人のコストで数人のNNPをまかなえる計算になる。 低コストの割りに得られるNICUでのNNPの役割の比重というものは馬鹿にできない。人数的に60人も入院患者のあるNICUでは夜間の呼び出しも数が多い。当直の医師を二人毎晩おくために十分な数の医師はいない。特に、一箇所の病院のみを診ているわけではないので絶えず、数人の医師が必要とされる体制の中で一人一人の医師にかぞくがあり、お父さんやお母さんと旅行へ行きたい、サッカーの試合に来てもらいたいなど、と思う子供たちがいるそんな家族があることも考えると、医師たちもゆっくりする時間がとれるスケジュールを組むのはなかなかNNP無しではどこも難しい。ということでセンテニアルのNICUでは夜間にはNNPひとり、医師一人をおいている。夜間を分担することによって少しの休み時間をお互いにとることもできるため、24時間勤務の体制も、みなが無理なく取ることができるといえよう。
NNPの活用の仕方はそれぞれのNICUや、医師のグループで違ってくる。私がルイジアナで非常勤でつとめる40床のNICUでは医師は夜の当直を病院内ではしない。そこは新生児専門医は3人しかいない。その代わり、NNPが5人いる。医師は毎日ひとり、NNPが毎日二人そしてそのうちの一人が夜間当直となる。もちろん、急変で医師を必要とするもの、28週以下の児の分娩などには医師も呼ばれるのだが、もしも3人の医師のグループで彼らが夜の当直をしなければならなくなったらこの病院のおかれる地域での新生児医療は大変お粗末な状態に押しやられてしまうであろう。3人目の新生児専門医を見つけるのも大変な努力の末であったのを私は良く知っているからである。

一般看護スタッフから見たNNPの貢献

看護士であった自分を思い出すと、NNPの役割はたとえば、医師を起こしてまで知らせるほどの急変ではないのだけれど、ちょっと気になるといったときになぜかNNPならば当直室へTelを入れて、たとえ、何でもなくて本当に起こす必要なことではなくても“ああ、馬鹿みたい”という自己嫌悪に陥らずに済むというようなクッション的な存在でもあった。また、本当に理解ができずに聞きたいのだけれど、医師に聞くのはお忙しいだろうし、本で見たけれど分からなかったなどの向学心のある看護士にとってはNNPの存在はこの上のない教育者となる。私がそうであった、ドクターのステーションへ行って、本を引っ張り出して読んでみても今ひとつ納得が行かない。とはいえ、忙しい回診中の医師にいつでも何でも何かを訊ねるのも申し訳なく思ったりする。私はNNPにどれだけ“馬鹿な質問”をしてきたか分からない。
そのうちに何人かのNNPにそういう興味があるのなら医学部行くべきだったのかもよ、と笑われたことがあるが、ある意味で、ある程度の科学的根拠らしきものが何なのかが自分のレベルで分からないと行動に移しにくい頭をしているというだけなのだ。NNPにいつかもう少しNICUで経験積んだら大学院へ行くことを考えてみるといいといわれて考え始めたのが今の私の始まりだったのかもしれない。
多くの病院では看護スタッフの教育のために看護スタッフも使うが、看護レベルをややうわ回ることをも熟知してもらうためにNNPにトレーニングのクラスを任せるところも多い。というのは医療的なInterventionの科学的根拠が分かっている看護士は急変時にPriorityを設定してその患者に重要なことをまず行ったり行えるようにと先を読むことができる。看護の考えるレベル向上に役立っていると私は感じている。NNPになってから、私は自分がそうであったように、向上心のある人の存在にはすぐにきづく。そういう学ぶことを怠らない看護スタッフが伸び続ける環境は、新しく入ってくる看護士へのトレーニングなどにも大変有利だと思う。私たちの医療チームのNNPたちは新生児蘇生術の講師として周囲の病院の産科、小児科の医師らにクラスを開くこともある。また、毎年更新しなければならないこの蘇生術のクラスをテネシー州中部の広い範囲の看護士、呼吸療法士らのためにも設けているし、講師をも育てている。
さらには新生児集中治療一般の病理を学ぶハイリスクの講座を教えたり、新しく創設されるNICUで働く看護士らのための教育なども行っている。之は医師らに頼むよりもNNPが実践すると看護レベルで語り、看護スタッフの目からみて必要なことに焦点を当てやすい。NNPの多くがNICUナースを経験しているものであるからである。そうでないNNPもいる。私は実際に2人の看護士として経験なく直接NNPになった人と仕事をした。彼らの一人はいう、医学部かNNPかを考えたときに、自分は家族をもって両立できるほうを選んだという。
NNPとして活躍する私たちを見ている看護スタッフの中にはそれに刺激されて向上心を持つものたちもいれば、興味を持たない人もいる。あるモニタリングの基準を教えられてもそれが なぜ 重要なのかがわからなければ本当の意味のモニタリングはできないと私は思う。そんな小さな毎日のケアの中で私はオーダーを出すときに、その根拠を時間の許す限りひと言でいい、担当の看護士に説明することを努力している。簡単なことひとつこなすのにもNICUの中でのNNPが看護スタッフと良い関係を持っていることは看護スタッフらが向上し続けるより良い環境作りの第一歩であると思う。
さらに、NNPはNICUの中でCNSの役割の一部を担っていることもある。ポリシー作成などにかかわって、職場の看護プラクティスのスタンダードの設定や、改善、また変革のために貴重な貢献をする場合が多い。医療側の立場を理解しているからこそ、また、看護側の理解も確実なため、NNPの貴重な活躍範囲は広いものである。 ある程度は必要とされる役割は職場によって違うため、一概には役割はこれであるといったことは、言えないが、看護スタッフとNNPとの絆は強く、医療者としてのNNPの存在を優れた患者へのケアにつなげてゆく努力は大きな結果を生み出すに違いない。


私の今所属する医療チームについて

NNPの資格を持ってから6年になろうとしている。仕事の経験もさまざまであった2003年春に所属した新生児医療チームはその当時新生児専門医(Neonatologist)が7人で、NNPは私が5人目であった。私たちの医療チームは名称をMid TN Neonatology Associates(MTNA)といい、ひとつの病院に雇用されているのではなく独立した経営をしている。つまり、ナースプラクティショナーは病院に雇用されているのではなくてこの経営に雇用されている形である。この体系はどこの病院でもそうであるかというとそれぞれである。医師も、NNPも病院に雇用されている場合もある。テネシー州中部のいくつかの病院がMTNAと契約を結びNICUの医療を私たちの医療チームに任せるのである。また多くの場合、すでに述べたように、私たちNNPが新生児集中治療専門講座などを開いて、新設のNICUなど必要に応じて看護士教育を提供したりする。それぞれの病院のNICUで働く看護スタッフは病院雇用である。

チームに所属してから5年半が経つのだが、現在、私たちのグループのNNPの数は随分増えている。拡大した理由のひとつにはあの当時よりもNICUの管轄が増え、患者絶対数が増えているからである。今現在、フルタイムが10人、パートタイム(とはいえフルタイムを一週間に40時間としてその半分から3分の2に当たる時間数を働いているNNP) が3人。その他に、一ヶ月に2日から4日ほど非常勤で働くNNPが4人いる。医師の数は8人である。この5年の間に、新しいNICUを2つの病院でオープンしており、私たちのベースとなる一番大きいセンテニアル病院のNICUは40床から60床へと拡大工事を経ている。つまり医師の数が余り増えていないのである。之は経営上も有利であることは間違いないが経営面以上の働く一人一人の生活のクオリティや満足度にも数値では表現できない有利点があるといえよう。現在契約をしている病院がセンテニアルの60床以外に全部で6箇所ある。その病院のロケーションの広がりはおよそ直径100キロ以上になっている。
私が2003年に仕事をこのチームの一員として始めたときは私自身も未熟であったし、自分の修練に集中する以外に看護スタッフ教育に時間をかける余裕も余りなかったといえよう。今、ある意味で経験をつみながら多様な角度から新生児医療を楽しんでいるとおもう。現在バンダビルト大学のAdjunct Facultyとして大学院生の指導にもあったっている。
はじめは私もナッシュビルに住んでいたため現在の職場でフルタイムで仕事をしていた。3年前に引越しをしたため今はフルタイムではなくなってしまった。そのときに、普通ならすぐに新しい仕事を探すのだが、なぜか今のグループの一員であることに誇りを感じ、また、大変楽しみも感じており、退職したくないと思った。結局是非続けられたら続けてほしいとボスに言って頂けてこの3年間相変わらず、飛行機で3-4週間に一回飛び、まとめて数日数夜をナッシュビルのNICUで過ごしている。現在居住しているルイジアナ州とは車では8時間半から9時間離れている場所であるため飛行機が必要となる。飛行機代と車のレンタル費用は出して下さっている。つまりある意味でNNPの価値を感じさせていただいた経験である。之はアメリカでも大変珍しいことなのだが実は私たちのグループにはもうひとり2時間以上車で運転をして市外から来てまとめて数日働いてゆくNNPがいる。今のチームのリーダーである医師は大変よい雇用者で働く一人一人の個人差をみとめ、できる限り事情が赦す限り長く続けているNNPががさらに長く続けられる努力をしてくださるように感じられる。NNPはたくさんいるようでいない。私のたちのグループの拡大につけ、毎年新しいNNPの雇用には力を入れるところである。

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チーム医療への応援(新生児NPのエクランド稚子さんより) PART1

下記の投稿は、ルイジアナ州在住の新生児NPでいらっしゃるエクランド雅子さんからいただきました。このような投稿は、いつでもとっても大歓迎です。管理者:緒方(teamiryou@mail.goo.ne.jp )までメールしてください。



9・25・08
チーム医療への応援
執筆者:エクランド雅子
チーム医療への応援

最近ふと、ほっとさせられる一瞬があった。一生懸命チーム医療を推進しようと努力しておられる方々が随分たくさん日本にいらっしゃるということを知ったのだ。2004年の春から2006年の12月にかけて、確か33回の連載をメディカ出版社のNeonatal Careというジャーナルに書かせていただいたことがある。新生児医療チームの一員として新生児集中治療専門ナースプラクティショナー(NNP)としてアメリカでの私の仕事内容、NNPという制度が始まった歴史、NNPと医師の違い、役割分担などなどを多様な側面から書かせていただいた楽しい有意義な体験だった。其の時すでに日本の小児科不足、産婦人科不足、救急施設不足、などなど、うわさと事実と両方を新聞や医療関係の雑誌から、また、アメリカに住む米国へ研究などのために来ておられる医師たちからとの対話から深刻さを知らされていた。アメリカ社会もその土地の広大さも日本以上に影響して過疎地での医療問題や、離れた地域の高度な医療施設への搬送の必要性、疲れすぎの医師らや研修医と医療過誤の問題などから現状維持はおろか将来の医療を医師のみでやりくりする不可能さと不必要さを認識させられた歴史的地点があったといえる。つまり、有能な看護士が、“私たちを訓練してくれたらある程度の医師の力になって複雑ではないケースを担当するなり、簡単な処置を手がけるなり、医師と、看護士との間の壁を低くできるのではないか”と提案したことがそもそもの始まりというわけである。
そんなこんなで日本の医療にいつかナースプラクティショナーなるものが必要になり、それの可能性に気が付く人が出てきたらと願いながら新生児医療という世界の私の小さい体験ではあるが、是非、紹介したいとおもって毎月記事を書いていた。プラクティショナーの存在から看護の質も向上する可能性はあるであろうし、医師らの仕事状況も改善されるはずである。患者家族の満足度にも好影響が期待される、さらには医師らと、一般看護チームとのつながりが さらに強固する可能性もある。これらは私の経験からみたNP存在の特典であるので日本ではまったく思いもよらない好影響が求められることにも大きな可能性があり、期待したいところである。
記事を書いていたときはある意味で興味をもった方は余りおられなかったように見うけられた。日本国内のNICUでは医師が充分に存在し、疲れすぎ現状はありえず、NICU人口を支えてゆくマンパワーに問題はないという一般認識があるのかもしれないと一瞬思ったり、医療世界でも特別分野である小児科内の新生児医療をいうものを看護士なる人物に一部とはいえ任せられるような状況は想像不可能かもしれないと思ったりしていた。とにかく医師と、看護の壁は大きく感じられた。いくらかの看護士らと交流する機会に恵まれたが多くの看護士の意見は大きな壁を感じているといったことであった。新生児医療にはチーム医療というフィロソフィーは日本では応用しにくいのかもしれないし、必要がなければ必要とされないわけであるがこれだけ日本国内でチーム医療への動きが目覚しくなり、大分県でははじめてのナースプラクティショナーの学びが始まっていると聞くからには、これからの日本の医療の更なる向上ために、私の生れた育った国のために、大切な家族や親戚の住む国のために、場所は離れているが声をあげてエールを送りたいと心から思わずにはいられない。

ナースプラクティショナーと私の出会い

最近日本の知り合いが入院をした。病院内でのさまざまなことを眺めながら、NPの存在があれば、どれほど、医師らの負担が軽減し、医師の目の届かないところで起こる現象への対応のレベルが一般的に大きく向上するかと考えていた。さらに看護スタッフの基礎知識の向上へもNPの存在は貢献できると思った。それは何科であっても言えそうな気がする。看護スタッフの基礎知識へのNPの影響に着いては将来よい看護研究課題にもなるだろう。
まず、私の専門である、新生児集中治療専門のナースプラクティショナーはNeonatal Nurse Practitionerといわれ、ここからはNNPとよばせてもらおう。ただ、私はすぐに新生児に興味を持ったのではなかった。私は渡米したのが、1987年、21になったばかりのときだった。サウスカロライナ州の大学で看護学を4年間学んだ後、91年にRNの試験に受かり、それ以来さまざまな部署で仕事をした。最初は心臓外科、循環器関係に大変興味があり、心臓関係でいずれは修士を取りたいと思っていた。 今は以前ほど、詳しくなくなってしまったが(新生児の不整脈は大人ほど頻繁ではないので)モニターのリズムを読んで、ああ之は、Complete Heart Blockだとか、レジデントも顔負けなぐらい、好きな分野だった。ところで、モニターの読みかたは、日本でも同じだと思われるが一般看護士の知識として 要求される。其の時に心臓外科医のグループにプラクティショナーがいて、入院患者の回診などに、かかわっていた。それがひょっとしたら私の最初のプラクティショナーExposure(出会い、始めて直接触れること)かもしれない。サウスカロライナの病院の循環器、心臓外科、ボルティモア市にあるJohns Hopkins大学病院の移植外科、バージン諸島のセントトーマス島の病院のICUなどかなりの距離を網羅した。
94年秋にあるきっかけからそのときいたテネシー州立大学病院のCCUをやめることになり、その代わり、NICUに再就職する。アメリカでは配属が変わるという表現は看護の世界ではほとんどない。自分で選ぶ部署に就職をするわけで後から配属を換えられることは滅多にない。私は大人を扱う世界に幻滅を感じ、看護をやめようとまで 思っていたときであった。あれだけ苦労してとった免許を(英語の勉強だけでも苦労だったのだから)棒に振るのはと考え直して完全に世界の違うNICUを選んだのは今の私につながる結果になった。
初めてNICUに勤務したのは大学病院の45床ほどのところで、NNPが活躍していた。良く見ていると緊急の搬送に出て行って遠くの小さい病院などで生れてしまった未熟児に医療ケアを施して落ち着いた状態でつれて帰ってくるのはNNPであり、夜の当直をしているのもNNPだった。昼間には回診をしていたし、緊急の分娩に呼ばれて生れた新生児に対応するのもNNPだけだったりNNPと医師と両方だったりであった。私は夜勤を主にしていたため夜に困ったことがあったり、急変があると、NNPが殆どなんでもこなせる事をみて驚いた。だからといってひとりで全てをしていたのではなかった。絶えず、医師とのコミュニケーションがある。
夜勤中に分からないことがあれば医師よりもアプローチしやすかった。中には医師と同じぐらい見た目にこわそうで、“こんな初歩なことは、質問しにくい”と思う相手もあったが聞くといつも答えてくれて元が看護士だからか説明のしかたが受け入れやすかった。医師らも看護スタッフとは仲が良かったけれど、教育レベルの違いから、基礎知識に隔たりのある医師から教えてもらうのとは随分違う感覚を覚えたこを記憶している。少しづつNNPという存在の意味が分かっていった。

PART2(続き)を読む

プライマリ医不足?皆保険制度を試みたマサチューセッツ州の苦悩

マスチューセッツ州では、プライマリケアに診てもらうまでとても時間がかかる

英語の記事です。
2008年にとうとうアメリカではじめて皆保険を目指し、「健康保険を持ってないものには罰金の税金がかかる($600程度、人によって違う)システムを導入し、同時に政府のメディケイドや、個人保険へ入りやすくしました。

全国がかたずをのんで見守る(と言ったら嘘になりますね。ニュースは選挙のことでいっぱいぱいです)中、マサチューセッツの成功・失敗例のひとつひとつが皆保険賛成者と反対者によって取り上げられる。

しかし、その中でも有名なのは、急速にプライマリ医が足りなくなったこと。

この記事は、そのことに関して述べている。
**********

次の予約は100日後というところも出ていて、新しい患者は打ち切り(「ほかをあたってください」)となるクリニックが増えている。(まるで日本の救急患者のようですね。でも、医院でこういったことは日本ではあるのですか?予約制でないから、比べようもないかしら?)

プライマリ医不足は数年前から悪化していて、医院に勤める医師は、その勤務時間の不定期さと、低い給料に不満を持ち、シフト制で働ける、給料も高い病院の勤務医などになっていく。(日本とだいぶ違いますね)

先月出た調査によると、今年医学校を卒業する人のうち、なんとたったの2%のみがプライマリケア医(開業医、または開業したクリニックに勤める)を目指しているという。

マサチューセッツでの100人の内科医を調べたところ、平均待ち時間は、約50日だった。NPを診ても構わないという人は、もっと早くプライマリケアにかかれるという。

今まで保険のなかった人が急に保険を持ち、とても複雑な病気や症状などを訴える。(記事には書いてないが、特に初診は時間がかかる) そこで参ったとあるプライマリケア医は、新しい患者打ち切りにせざるを得なかった。

Mass州の州立大学では、卒業後プライマリケア医として州内で働くと約束すると、メディカルスクールの学費がただになる。また、地域診療所や、スラム街などで働くと、学費ローンを消していってくれる。

とある医師によると、医師たちが勤務医になってしまうのは、診療報酬が割りに合わないせいや、書類仕事などの雑事の多さにあるという。

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ずいぶん、日本と違いますね?「NPでもいいんなら早くかかれますよ」という所がNPとしては気になる箇所だが、事実だから仕方ない(コネチカットでもそういうところが多い)。

意見などは、下の「コメント」をクリックして書いたり読んだりしてくださいね。

ディスカッション:CNSもあるのになぜ今、日本でNPなのか?

日本ではCNS(専門看護師)が始まってからまだ10年ほどしか経っていない。
資格を取得しても、現場でCNSとして活躍できているCNSは、まだ少ない。
これから、診療報酬などの改定で、活躍の場が広がろうかという時なのに、なぜ「NP」を始めようとするのか。看護は、「ミニ・ドクター」のようなNPよりも、看護らしいCNSを進めて行く時ではないか?


と、いうご意見をいただきました (ありがとうございます!)。どう思われますか?
賛成・反対など、匿名で結構ですから、下のコメント欄に自由にお書きください。 
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This is a safe environment for all opinions.
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似たようなトピックに興味のある方は、ほかにも NP制度は看護師に仕事を押し付けて医師が楽になるだけなのか?
などをごらん下さい。

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PA の収入は

アメリカPA協会のサイトにこの夏、更新された最新情報によれば、フルタイムで働くPAの平均年収は $86,214である。MEDIAN(平均ではなく、真ん中にいる人の数値 - 日本語で中央値というそうです)は$82,223。
新卒の平均は$73,013であった。新卒のMEDIANは$71,825。 


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ビザってどうなるの?

日本の看護師で、こちらでCNS/NPコースで学んでらっしゃる方に、
RN取得までの道のり

看護師、NP、CNSのビザと永住権
という記事を書いていただきました。クリックして読んでみてください。

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下に書いたのは、私の知っているとっても限られたビザ知識について。
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私の知っている限り、ビザは特にここ3年ほど取得するのが更に難しくなっている。

グリーンカードを持っていないとあるNP(ヨーロッパの人で、日本人ではない)は、YALEのコース卒業後、ビザをHOSTしてくれる病院で働き口が見つからず、結局出国を避けるためにPhDコースに入らなければいけなくなった。今でもPhDをやっており、看護研究を楽しんではいるが、NPとして働いた経験はないし、これからも無理かもしれない。

5月に卒業として、卒業後一年間は「OPT」で、この一年以内にビザをスポンサーしてくれる就職口を見つける。つまり、移民弁護士を雇って、「OOOOさんはこの企業になくてはならない人物なので、特別にビザを出してもらいたい」という申し込みをしてくれる企業のことだ。それには、お金も時間もかかるため、アメリカ国民の方を優先して採用することもあるらしい。また、大企業(大病院)でないとまずやってくれない。

移民弁護士を通して、書類を調えて提出したら、(知り合いは、70万円かかると言っていた)それから先はくじ引きである。修士号を持っていると多少有利ではあるが、ここ数年申し込みは増えているので、大体当たるのは30-40%だとYALEの国際学生オフィスは言っている。

これが当たらないと、OPTの切れる翌年7月に出国となる。

アメリカの看護士不足のため、昔は看護士は有利であったが(別のビザカテゴリーだった)それはすでに廃止されたらしい。

グリーンカードをすでに持っていれば、これらの問題は回避できる。

アメリカでNPを目指す方を応援したいが、とても高い授業料を払う前に、卒業後本当にアメリカで働けるのかどうかを弁護士などと相談し、実際ビザでアメリカでNPとして働いている人を見つけて、相談してから留学した方がいいかもしれない。

もちろん、NP学生として得た知識は例え日本に帰国となっても役に立つだろうし、そういう人にぜひ日本の看護の将来にも関わって欲しいと願っているが、NP学校の授業料は莫大である。一年間YALEなら約250万円、それを2年間、それとLAB FEE,高い教科書、生活費など。

多大なローンを背負うのは、労働ビザが出ず、帰国となったときに辛いかもしれないので、よく考慮してほしい。

緒方



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認定試験

アメリカでNPとなるには、認定試験を通らなければいけない。
と思ったら、ニューヨーク州のNP資格申し込み中に、認定試験はいらなかったことが判明した。ごく一部の州では、「必要ではない」そうだ。
全く、州によって全然違うし、それがウェブサイトに意外と書いてない(申し込みをしてから初めて判明する)から困ってしまう。

しかし、国家試験を通っておいた方が、後でほかの州に移る時困らないし、第一医療事故から身を守る意味で大事らしい。万が一のことがあった時、向こうの弁護士に「このNPは最低限レベルの国家試験も通っていない。受けてもいないのだ!」とか言われたら「うちの州では要らないので」なんて言い訳は審判員には効かず、まずい立場に陥るからであろう。

卒業後すぐに通っておいた方がいい。試験を受けるための申し込みが、また4-5週間ほどかかるので、5月22日の卒業式の翌日に申し込んだ人でも、受けられるのは6月末か7月であった。

国家試験は専門分野によってひとつひとつ違うが、中心となるファミリー科(もしくは成人科)の試験を出しているところは実は2箇所ある。それがまた毎年混乱に混乱を招いている。どちらの国家試験を受けるといいか、などの情報は、また別の日に更新したい。


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NPについてのビデオ!!!!

カトリナの去った後、医師不足のNewOrleansに戻ってケアを提供するNPのニュースです。分かりやすい英語と映像です。
http://www.youtube.com/watch?v=Ea6VXEo6fKM

高度実践看護師の紹介です。中で、ファミリーNPの紹介も含まれています。
http://www.youtube.com/watch?v=QT-8Q5QZWX0&feature=related

救急室で働くNPの紹介です。早い英語ですが、映像は分かりやすいです。(オーストラリア)
http://www.youtube.com/watch?v=3yU5XQC_F6A&feature=related

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(「PAについてのビデオ」もご覧下さい)

PAについてのビデオ!!!!

なぜPAになったか、ワーク・ライフバランス、日常の仕事について、美容形成外科で働くPAが語ります。とてもいい説明ですが、ちょっと早くて聞き取りにくいかも。
http://www.youtube.com/watch?v=q3yFYnFakxM

PAの仕事、役割についてまとめられたビデオです。聞き取りやすい英語だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=yivxjHCA9zc&feature=related

PA学校のビデオですが、どのような生徒がPAになるのか知ることができます。ちょっと早めの英語です。
http://www.youtube.com/watch?v=FgVPcJ-pem0&feature=related

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I. 米国NPについて    NPコース卒業後のキャリアの実際

NPのキャリアは、専門分野によって大きく違う。よって、「NPの専門分野」と内容がかぶるが、お許しいただきたい。

NPの殆どは臨床で働き、一部はアカデミック(教育)、パブリックヘルス(NGO, 政府機関)などで働き、新しい分野として、健康保険会社などで雇われる場合もある。また今増えてきているのは、製薬会社の下請けの医薬研究をする仕事である。

NPの中でも、メディカルディレクターなどの要職についている者もいるが、数は少ない。

臨床の中でも、NPの多くはプライマリーケアで働く。

ファミリーNP、成人科NP、小児科NPの3種のNPのほとんどはプライマリーケアを診療所や医院などで医師と並行して提供している。患者は、医師を診るかNPを診るか選ぶことができる。(もしくは、振り分けをする看護師がいて、患者の複雑度、栗にシャンの得意分野によって、患者を振り分ける。)

急性疾患治療NPはICUやER(救急救命室)などで働く。ICUなど入院患者を診る場合は、NPは独立した医療提供者ではなく、医師や看護師と密接したチームワークで担当の患者にケアを施す。オペ室には入らないが、術前の検診、術後のケアなどは担当する。

ただし、入院病棟での訓練は受けていないので、法的に禁止されているわけではないが、入院患者のケアに携わろうというファミリーNPはとても少ない(聞いたとこはあるが、会ったことがない)。

成人科NPの人は、普通のクリニックで小児以外をやる人も多いが、専門を極める人がなぜか多い。
専門外来で、例えば糖尿病専門医院で他のEndocrinologists に混じって診療する、というようなことも多い。ちなみに、糖尿病クリニックの場合、患者さんに足の手当てや栄養の話をするのはCertified Diabetes Educatorの役目で、これは大抵NPでなくてRNである。NPは薬の調節をしたり、インシュリンを始めたり、内容としては医師の仕事に近いが、比較的軽症の患者を担当することが多い。ほかには、神経科、整形外科、胃腸器科外来などで働く。

小児NPの人は、小児科医院、地域診療所、学校の医務室、思春期外来などで働く。

婦人科NPは産科の訓練も含み、生む瞬間以外の妊婦のケアはできる。産婦人科に行くと、産婦人科医と、助産師と、婦人科NPが交代で患者を診ていたりする(そして、産気づくと病院にんかけつけるのは助産師か産婦人科医である。)
だが、産科なしで婦人科だけの仕事につく人も多い。思春期外来クリニックがアメリカには大変多いが、たいてい助産師か婦人科NPがスタッフであり、婦人科医は月一回複雑な患者さんのみを診に来る、などのシステムのところが多い。

介護ホームや訪問看護会社などは、特に多くNPを採用している。患者に対する心身一体アプローチを哲学とするNPは、vulnerable populationのケアは得意とするところである。(また、医師の多くはそのような機関では働きたがらないので、医師が不足しており、そこを多くのNPが補っている。)

政府認定の医師の少ない地方や、スラム街の診療所などは、二年契約を交わすと一年につき100-250万円相当の政府学費ローンが免除される。(これはアメリカ国民のみ。日本人NPは対象外。医師にもPAにも同様のプログラムがある。)

殆どのNPは多額な政府学費ローンを背負っているので、卒業後、地方で仕事を見つけ、これに申し込む人も多い。ちなみにYALEの2年前の卒業生は平均650万円ほどの借金があり、約95人中知っているだけでもおよそ20人以上がスラム街や地方へ就職していった。入学前にこのプログラムと契約を交わす人もいるが、多くは卒業後に申し込んでいたようだ。

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セカンドキャリアとしての看護師

NP生徒を教えている。

生徒の中には、青年海外協力隊がひとり、弁護士がひとり、ヨガの先生ひとり、ほかの
生徒のバックグラウンドはまだ知らないが、みなセカンドキャリアとして、「看護師からNPコース」を選んで、去年一気に看護師になり、今年NPになる勉強をしている者だ。いろいろな視点を医療、また看護に持ち込んでくれるので、大変面白い。

もちろん看護師からNPコースに入った人もいて、その人たちはさすがに知識が深い。

みな、2年後にはNPとして旅立つのだ。

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I. 米国のNPについて d) NPの収入と勤務時間

NPの収入

NPのほとんどは給料制で働いており、全国平均の給料は$81,060 です。

これは、看護師(RN)の平均よりは高いけれども、勤務年数の長いICU看護師などと比べると、むしろ低いこともあるのです。それでも、仕事に対する満足感を求めるからか、NPを目指す看護師は多いです。

アメリカの医師は、かなり給与が高いので、それに比べるとNPはかなり安めです。

ちなみに、ファミリー医師(医院で働く)は$150,000程度、病棟勤務医(hospitalist)は$185,000、外科医など専門性が高ければ高いだけ収入も高く、
心臓外科医に至っては$500,000以上が平均です。

入院NP

もちろん、NPは手術はしませんが、術後のケアなどを時給の高い専門医にさせるよりは、NPに任せて専門医にはもっと複雑なケースを任せよう、とする理由は、主にこの給与の差にあります。

医師の超過勤務防止になり、専門医の満足度を上げ(アメリカでは不満があるとみな結構すぐに転職してしまうので)、もちろん病院側としてはコスト削減になることが明白です。(ちなみに、NPやPAはシフト制で働いているので、もともと時間が来たらさっさと帰ってしまいます。NPだけは超過勤務で、医師は楽して、ということはありません。)

患者側からしたって、24時間継続勤務でぼおーっとしている外科医や、疲れ果てて患者に優しくできない医師に治療を受けるよりは、睡眠をたっぷりとった外科医に手術をしてもらい、術後は術後専門の教育とトレーニングを受けた(やはりハッピーに働いている)NPと、医師とのチームワークに見守られてICUで休む方が安心でしょう。

外来NP

外来で働くNPは、病院で働くNPに比べて給与は低めです。

外来に限って言えば、生産性ボーナスのつくところも稀にあります。一日21人以上診たら、ひとりにつき$20もらえる、とか。

勤務時間

たいていは週40時間勤務で、超過勤務は少ない…ながらも、結構みんな居残って大量の書類の処理をしたりしてます。

子供のいる人などは、よく週2日か3日勤務にして、子供と過ごせる時間を多く取るようにしています。ほかにも、週3日でほかの日はコンサルタント会社をやっているとかいうパワフルなNPもいます。週2日は勤めていて、週3日は開業しているという人もいます。このへんは手に職なので勤め先によってはかなりフレキシブルに決められます。

待遇について

給与以外に、たいてい医療事故保険は雇い主が払います。また、フルタイム(20時間以上、30時間以上など、場所によって違う)で働いている場合、健康保険も大部分は雇い主が払ってくれます。(私の場合、健康でタバコを吸わない20代ですが、健康保険がひと月あたり$1、200です。それを、70%は雇い主が払ってくれています)

また、NP免許の更新には単位が必要なので、会議やクラスなどにせっせと出てその単位を稼がなくちゃいけません。そのための研修休暇と研修のための費用を普通はもらえるようです。私は、1年に1週間と、$500でしたが、周りのNP仲間に聞いてみたら$1500の人が殆どでしたので、ボスと交渉して$1500にしてもらいました。これは、研修代(4日間みっちりのクラスで$400-1500ぐらい)、ホテル代、交通費などに使います。

研修休暇は、有給休暇(私の働いているエリアではたいてい4週間)とは別にもらいます。友達を見ていると、一年3-4週間というのはどの職種でも同じようです。

それとは別に年間12日の病気休みがもらえるところも、もらえないところもあるようです。(外来で休むと地獄の患者門前払い・・・というか、その日の予約を全てキャンセルしなければいけないので、大騒動です。アメリカでは、予約制でないところはとても珍しいので。)

まとめ

Happy workers  better productivity  more money for the company
というロジックのもと、働いている人をハッピーにさせようというのが普通のアメリカの人事ですが、それが医療現場でも用いられています。

すなわち、
Happy health care workers ー> Happy patients ー> more money for the clinic

また、
Happy health care workers ー> Happy patients ー> Patients less likely to sue the hospital in case of medical accident ー> less cost for the hospital

コスト削減というと患者の気持ちを考えていない、お金第一主義のようですが、また、実際に病院側はお金を儲けることは大事な仕事のひとつなのですが、このように勤務する人をハッピーにすることにより、患者ををハッピーにしよう、医療の質を高めようというのは、実は健全な考え方ではないでしょうか。

“Everyone wins – health care workers, hospitals, and of course, the patients”

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大分特区設立に向けて

大分の先生方が、ばりばりと特区設立にがんばってらっしゃるようですね。

スーパー看護師:全国初、地域医療に 県議会一般質問、特区開設に前進 /大分
http://mainichi.jp/area/oita/news/20080904ddlk44040375000c.html

特区では、プライマリーケア的なことをするのでしょうか、それともホームケアなども入れるのでしょうか。今後どうなるか興味深いです。

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PAの専門分野にはどんなものが

PAはNPとは違って、その専門分野特定の修士号を取るわけではありません。
そういう意味では、MD(医師)の教育と似ています。

しかし、周術、プライマリケア、精神科などのインターンをするPAはいます。

(この記事は、10月末までに加筆予定です。Check back often!)


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ケンタッキー州のNPや看護麻酔師の記事

http://louisville.bizjournals.com/louisville/stories/2008/09/01/focus1.html?b=1220241600^1691546

ケンタッキー州で働くNPと看護麻酔師の話です。やはり医師不足に悩むエリアでは、看護師も活躍しやすいのでしょうか。

“Lots of times, patients feel freer to talk with a nurse practitioner than a medical doctor,” Irvin said. “What is wonderful about our physicians is that they respect us as a provider of care, as part of the team. We complement each other.”

まさにチーム医療ですね。


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看護麻酔師 - 高度で専門的な教育を受けた看護師は、麻酔もかけられる

I. 看護麻酔師-基本的な情報

看護麻酔師はNPと同様、Advanced Practical Nurse (修士号以上を持ち臨床で働く看護師 -アメリカの助産師、CNSなども含まれる)の一種だが、NPではない。

看護麻酔師プログラムは大体24-29ヶ月の修士号である。アメリカでかけられる麻酔の約65%は看護麻酔師によるものである。入学条件はRN(看護資格)、なんらかの学士号、1年以上ICU(周術期やSTEP DOWN UNITでも大丈夫なところなど、学校によって条件は異なる)で看護師として働いたことなど。看護麻酔師の修士号を取得後、国家試験を通らなければいけない。平均年収は$140,000ほど(salary.comによる)。麻酔医(MD)は平均年収が$274,886 とも、$338,722とも言われているので(2005年度)それに比べて非常に経済的である。(アメリカでは、非常に訴訟を起こされやすい外科や麻酔科の医師は高給になる傾向がある。)
ほとんどの看護麻酔師は、非常に複雑な患者は医師に任せ、それ以外の患者の麻酔を担当することが多いようである。


もっと看護麻酔師について知りたいならば、以下のウェブサイトを参照のこと:
http://www.aana.com/
http://www.allnursingschools.com/faqs/crna.php

また、コロンビア大学の看護麻酔師コースのウェブサイトhttp://www.nursing.columbia.edu/programs/nap.html
なども分かりやすい。

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アメリカのNPコース: 日本でNP講座に通うのと比べてのメリット、デメリットは?

いつかNPになりたいと考えている看護師さん向きに、下のメリット・デメリットのリストを考えてみました。アメリカでの留学を目指しだすその前に、よく考えてから決断して欲しいと願っています。

日本と比べて、アメリカでNPコースを取ることの
メリット
・NPプログラム卒業後すぐにNPとして働く場所がある
・NP講座の教育内容が確立されている
・多種多様のNP専門の中から選べる
・ほとんどの患者や医師や看護師がNPの存在を知っており、敬意をはらってくれる
・多くのNPが、約80,000ドル以上の給料で働いているが、日本のNPの給与はまだ分からない
・さまざまなカルチャーバックグラウンドの人々、Co-medical、patient, familyと接する機会が多い


デメリット
・英語での授業で、英語での医療である
・今まで日本で看護師として学んだ医学の常識が、アメリカの看護師の常識と違う場合、それも学びなおさなければいけない
・大抵のNP講座は授業料がかなり高く、永住権を持っていないと政府の低金利ローンも申し込めない
・労働ビザもしくは永住権を取得できないと、例えNP資格を持っていても帰国しなければいけない(そして、ここ数年ビザ取得はますます難しくなっている)
・いつか日本に帰国したくなった時、アメリカのNP資格では日本では働けない 
・文化や宗教や考え方の違う人たちと共に働いたり、医療を提供したりするのは、とても難しく、アメリカでNPとして学ぶ・働くとそういう難しさに毎日のように対応しなければいけない





筆者:内田茉友子&緒方さやか

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III. アメリカのNPコース   NP留学のプロセス

(下の記事は、この9月からYALEの看護大学院のNPコースを始められる、内田茉友子さんに書いていただきました)

NP留学のプロセス

アメリカのNPのプログラムに留学する場合、大きくわけて2つの方法があります。1つ目は看護以外の学問で既に学士を取得している人、つまりアメリカの正看護師、Registered Nurse(RN)の資格がなくても入学する方法があります。そして、2つ目はRNの資格を既に取得している人が入学する方法があります。

 日本で看護教育を受けており、看護師の資格をすでに取得している場合、例えアメリカのRN試験に合格していなくても前者のオプションには当てはまりません。つまり、看護の教育を他で以前受けたことがある人は1st optionを使用して留学する必要はないのです。(といいますか、あまり聞きません。)

 私は後者の方法で日本からNPプログラムを受験しました。その方法でアメリカのNPプログラムを受験する場合、以下のステップをとる必要があります。

? CGFNS verificationを行い、認定を受ける

? 自分がRNとして登録したい州のNCLEX のregistrationを行う

? NCLEXを受験、そして合格する

? 学校に応募

? Commission on Graduates of Foreign Nursing Schools(CGFNS)とは海外看護教育の調査・認定機関であり、日本の看護師がアメリカの看護師(RN)になるためにはこの団体の審査、テストなどを通る必要があります。 http://www.cgfns.org/
アメリカでは州によってどのCGFNS認定が必要かは異なりますが、私が受験したNY州ではCredentials Verification Service(CVS)for New Yorkに登録することがNCLEXを受ける絶対条件でした。私は日本の看護教育や免許の認定などは受けていたのですが、NY州で看護師免許を取ることにしたため、CGFNS試験を受ける必要はありませんでした。(大半の州ではCGFNSのCertification Program(CP)に含まれるCGFNS試験という年に数回しか実施されていないテストをクリアする必要がありますがNY州やCA州のようにCPが不要な州もある。)詳しくは各州のBoard of Nursing websiteを参照してください。. https://www.ncsbn.org/


*補足* 近年ではCGFNSのCPを必要としていない州が増えている。つまりCPを受けなくても州によってはNCLEXを受けられる。例えば、CPが必要でない州、New YorkでNCLEXを受験し、合格後、本来ならCPが必要であったConnecticut州などのRN免許を二度と試験を受けることなくendorse(公式認定)することも状況によっては可能である。

? CGFNSの認定を受けた後、自分がRNとして登録したい州のBoard of Nursing(BON )にapplyし、National Council of Licensure Examination (NCLEX)の手続きをとります。Applicationを送ってから大体3週間(場合によってはもっと長い)かかり、その州のBONから受験資格を得ます。BONから受験資格を得た後にPearson Vueの試験機関で受験番号と試験日をスケジュールします。詳しくは http://www.vue.com/をご参照ください。

? NCLEXを受験します。個人的にいうと、NCLEXは日本の看護師国家試験よりcritical thinking problemsが多いような気がしました。私は日本の四谷でNCLEXを受けました。

ただ、いくらNCLEXに合格してもアメリカでRNとして登録するためにはSocial Security Number(SSN)とアメリカ国内で働くVISAが必要です。ここ数年、看護師でさえも労働VISAを取得することが急激に困難になってきています。

(ビザに関しての情報は、知る限りだけでも、後に書きたいと思います)

? NCLEXに合格後、初めてアメリカのNPプログラムに入学する条件の一つをクリアできます。

NP留学をすると決めたらまずresearch, research, research!
自分が目指す分野においてどのようなプログラムがアメリカにあるのか徹底的に調べてみましょう!私がNPのコースを調べるときに大変役立ったサイトを以下にご紹介します。
・All Nursing Schools-NP Programs
http://www.allnursingschools.com/featured/nurse-practitioner/
・Nursing Schools
http://www.nursing-school.org/
・Best Graduate Schools in Nursing
http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/nur/search

NPプログラムを選ぶときのポイントとして、自分はアメリカのどこでNPになりたいのか?西海岸?東海岸?または、自分がなりたいNPの分野はどの学校にあり、もしくはどの学校にないのか。Financial Aid はどうなっているのか?、などなど調べることはたくさんあります。オプションを全て並べた後、初めて学校を選びます。志望校は1つに決めず何校か選択肢をつくっておくといいかもしれません。

大体どの学校でもきっと要求されるもの。
⇒TOEFL score 最近2年以内にとったもの。http://www.ets.org/をご参照ください。
⇒高校以降の成績証明書すべて。
⇒GRE score   受験するためにはhttp://www.prometric.com/ をご参照ください。
⇒経歴書
⇒推薦状(大体2~3通要求される)
⇒RN licenseのコピー
⇒志望願書(大体2~3ページ程)

応募する学校によるが大半からはすぐ連絡がくると思います。私の場合、提出した2週間後にinterviewの日にちを決めました。日本で勤務していたため、日本時間の朝3時に30分~40分ほどの電話interviewをしました。合否の結果は応募してから約2ヶ月ででました。

RNの資格をもって入学する大半のNPプログラムは9月もしくは5月に始まります。
9月入学の場合は1月~2月までが第一応募期間の締め切りです。学校によってはrolling basisという定員になるまで常時applicationを受け付けている所もあるので各学校の必須条件を確認してください。

このようにNP留学は簡単なものではありません。たくさん時間もかかり、面倒な作業が多くあります。もし、もう1回同じプロセスをやり直してと言われたとしても、できるものなら2度と通りたくないプロセスですが、遣り甲斐のあるプロセスであることは確かです。


筆者:内田茉友子

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