左目の一大事の続き。

数日前のブログエントリーの続きです。

さて、左目が、患者さんにも「大丈夫ですか」と聞かれるほど赤くなってしまった私は、その日すぐに、同僚の医師のスケジュールに自分の名前を挿入。「君が患者さん?どうしたんだい〜?!」と言われながら、その優しい同僚に相談。結局、彼に患者さんに電話をかけてもらい、C型肝炎とHIVのテストをする。この患者さんから感染した場合、そうと分かるように、ベースラインの私の状態を調べるために、絶対陰性だけど、C型肝炎とHIVのテストを今する。B型肝炎は、予防接種を3回受けたけど、immunityがあることを確認するため、やっぱり血液検査をする。

で、インシデントレポートを書いて、こういう事故があったことを記録した。院長に提出。
(あくまでも、医療機関として記録を残すのが目的。特におとがめとかはもちろんない。上司はとっても同情してくれた。優しい。)

そして、その日の午後は眼科へ。

クリニック内に、眼科もいるので、すぐにアポを取れて、しかも無料で診てもらえるので、有り難い。(保険には請求するが、自己負担額はここで勤務の人は免除になるため)
結果、感染症はないけれど、炎症を起こしている。。。色々あって荒れたんでしょう。。。という結論で、ステロイドの目薬をもらう。

患者さんは、翌日血液検査に来てくれて、どきどきしつつ結果を見たら、もちろん陰性。
私も陰性。B型肝炎は、抗体あり。ほっ。
もう、これで大丈夫。

いろんな人が同情してくれました。
私を診察してくれた同僚は、ちなみに、エイズ患者さんの訪問診察中に、血糖値を調べた針でぶっすり自分を刺してしまったらしい。真っ青になって、結局1ヶ月prophlax(予防薬カクテル)を飲んで、感染しなかったので、一安心、と。まあ、肝炎と違って、HIVって結構感染するの難しいのよね。それを知ってはいたんだけど。本で読んだら、コンドームなしの性行為で感染する率は63回に1回、だったっけな。もちろん、男性か、女性か、男性同士かで、かなり変わってくる率ではあるけれど。

私も、次回からは、傷口を切ったり洗ったりするときはマスク(ゴーグルも役目も果たす、顔全体を覆うやつ)をしよう。先週みたいにマスクが見つからなかったら、マスクが見つかるまで洗わないわ。と決心。

アー良かった、と一件落着なのですが、未だに目が赤い&ごろごろするので、ステロイド目薬を使いつつ、毎日眼鏡の日々。来週は香港&日本の旅なのですが。。。。分厚いメガネのまま色々な場所に登場するかもしれません。あしからず。

あちゃー、傷口を洗ったら飛んで目に入った。

先週、背中のsebaceous cystが膿んで、でっかいabscess(膿み?)になった50代のラテン系の男性が来た。
切りましょうというと、「切ったこと。。。ありますか?」と、超不安気。付き添いの妹さんも。
アジア人は若く見えるのだ。
だから濃い赤の口紅でも塗るべきだったと後悔しつつ、「大丈夫、何十回もありますから!」と言う。何十回は噓かも。でも、4cっもあるでっかい膿みだし、切らなきゃこれは抗生物質だけじゃよくならないabscessだろうから、しょうがない。

私の歯科医は、「とにかく痛み止めは遠慮なく使う」という主義で、いつも痛みのない歯の治療をしてくれる。それにならって、入念にlidocaine with epinephrineを注射。針を回して、ぐるぐる360度麻痺するようにした。でも、注射針が刺さるのはやっぱり痛いみたい。

十分待ってから、針の先でつつくと、ちゃんと麻痺していた。だから、メディカルアシスタントを呼んで、切開開始。切り始めたのも気がつかないようなので、ちゃんと麻酔がついている模様。ふと思いついて、「クリスマスは、どうでした?」と聞くと、一気にムードがやわらいだ。その人は、12人の子供がいる敬虔なカトリックで、クリスマスは大家族と祝ったと言う。そこで、「何を食べたの?」と聞くと、「えーと、ローストビーフと、スイートポテトと。。。」とひとつひとつ言ってくれた患者さん。この間、切って、cultureサンプルを取って、中をぐりぐりぐりと洗って、びっくりするほどの膿みを拭き取り、消毒済み(sterile)のガーゼを中に詰める作業をしていたのだ。患者さんがデザートを言い終えた時点で、「はい、おしまいでーす。今からバンソコウを貼りますね」と言うと、患者さんが、

「えっ???!!!!

切る準備をしてるんだと思ってた!!!!」

クリスマスの食べ物の話で気をそらしたのと、十分に麻酔をかけたおかげで、患者さんが気がつかない間に作業を終えられたのだ。患者さんは大喜びしてくれるし、私も嬉しくてNP冥利につきる!

しかし、その翌週(新年でうちのクリニックが閉まっていたので、ほかの病院に週末行ってもらって、週末明けに来てもらた)患者さんが来院した時に、傷口を食塩水で洗っていたら、左目にはねかえった血の混じった水が一滴、入ってしまったのだ。。。。

マスク(おでこからあごまである、プラスチックのシートみたいなやつ)をすると、大仰な感じがして照れくさい。し、実を言うと見つからなかったから、しないでしていたのだが、後悔。。。

患者さんになんとも言い出しにくくて、自分で目を洗って、どうしよう。。。。カルテにHIVとC型肝炎のテスト結果がないし、、、でも、彼がHIV陽性でも、目からHIVに感染する率は0.009%だし。。。大体彼は多分陰性だし。。。
ともんもんと考えていたら、翌日(先週の水曜日)、左目が真っ赤に!
やべえええ!プロテウス(患者さんの膿みから検出されたバクテリア)の感染症かしらん?!(心の声)

続きを書きたいけれど、そういうわけで目を休めなきゃいけないので、この続きは後日書きます(笑)

先日の患者さん

あの87歳の患者さん、見事、Total Hip replacement手術をsurviveしただけでなく、歩けるようになったらしい!(手術は11/29だった。もちろんもうとっくに退院して、リハビリ施設にいる。)
驚異。
「大丈夫だから!」と言った術医はかなり横柄だったけど、もしかして名医?
良かったー。

術前検診は心臓ばくばくである(私が)

本業(NP業)が大変だ。
最近忙しい。重症な患者さんが多い。

症例1
80代後半の、超重症喘息&COPD, Pulmonary Hypertension、ボーダーライン糖尿病(ステロイドのせい)、の患者さんが、Total Hip replacementをするというので、術前健診をしなきゃいけない。最後に入院したのは2週間前、喘息のせい。今でのステロイド服用中。
って。。。。。。手術していいなんてとても言えないこの患者さんの状態!!!
でも手術しないとモルヒネ(MS contin 30mg Q12H)を毎日飲んでいても痛みの取れないこの患者さんのQUality of lifeはどうなるのか?!
でもこの患者さんは本当に手術をしたら良くなるのか?!膝はreplacementしても対して良くならなかったし。術後のDVTとかが超心配。。。。そうでなくても寝たきりになるのでは。。。。

Pulmonologist & cardiologistにも診てもらった。最終的に「手術しても良いです」というのは私の仕事。家族と計何時間話をしただろう?! 外科医とももちろん話した。
結局、今日の話し合いの末、やはり手術をしたいという本人の希望もあり、手術に進むことになったが、いやはや、まったく手術が終わるまで(というか、術後6週間くらいまで?!)心配だよ。。。

ご報告

この男性の、Basic metablic panel & TSH 正常値でした〜
2週間後にまた再診です。